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» 2005年10月24日 17時06分 UPDATE

「PTTと言われるのが一番イヤ」──au、Hello Messenger (1/2)

PTT技術は使っているが、メインは文字系。PCのインスタントメッセンジャーとの接続も“次のステップ”として検討中だ。

[斎藤健二,ITmedia]

 KDDIは10月24日、新サービス「Hello Messenger」を発表した。11月下旬以降、3種類の対応端末を投入する(10月24日の記事参照)

 Hello Messengerは、音声だけでなくテキストや写真の送受信をチャット感覚でできるコミュニケーションサービス。5人までのユーザーと同時にやりとりが可能だ。音声のやりとりは“ボタンを押している間だけしゃべれる”、いわゆるプッシュ・ツー・トーク(PTT)であることから、ドコモが先日発表した「プッシュトーク」サービスと比較されがちだ(10月19日の記事参照)

pt1.jpg PCのインスタントメッセンジャー風なHello Messengerの画面。左ソフトキーを押して「フォト」を選ぶとカメラが立ち上がり、撮影した写真を送付できる。音声を送るには、発話キーを押す。すると押している間だけ発言が可能だ

 しかし商品企画本部のモバイルサービス部重野卓氏は、「PTTと言われるのが一番イヤ。新しいコミュニケーションサービスだ」と、ドコモとの違いをアピールした。

pt0.jpg Hello Messengerの位置づけ

音声ではなく、文字系のコミュニケーション中心

 音声やメールとは違った、新しいコミュニケーションを考えようという流れの中で生まれてきたのがHello Messengerだ。「PTTを入れようという話があったが、本当にトランシーバのようなものを使うんだろうかという疑問があった」(重野氏)。別の新しいものを作ろうという観点から、音声ではなく文字系を中心に、“PCでいうメッセンジャー”のようなサービスを目指した。

 文字を中心に、音声も写真も、それを1つのプラットフォームで賄おうというのがコンセプトだ。

 メッセンジャーを想定するため、山下浩平氏デザインのキャラクターを用意し、ターゲットを若年層に特化した。「女子高生から広まっていくのではないか」(重野氏)

pt3.jpg Hello Messengerのアイコンや背景などに使われるのは、「mountain mountain」で知られる山下浩平氏デザインのキャラクターたちだ。Hello Messengerでは、「ヤギ」など12種類の動物キャラクターが用意され、背景も山、砂漠、隠れ家など4種類が準備されている。ただし、キャラクターなどをダウンロードして追加することはできない


 “文字中心”ということで、思い出すのがKDDIが2001年から提供してきた「おしゃべりモード」だ(2004年11月19日の記事参照)。2人のユーザーがリアルタイムにチャットできるサービスだった。1メッセージ3円というコストの高さがネックとなり、現端末では対応が打ち切られている。


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