電気通信事業者協会(TCA)は12月7日、携帯電話/PHSの2005年11月の契約者数を発表した。携帯電話契約数は31万3700増えて、8967万8900。
グループ名 | 2005年11月純増数 | 累計 |
---|---|---|
ドコモ | 12万400 | 5011万4700 |
au(KDDI) | 28万3200 | 2122万2200 |
ツーカー | −14万6900 | 328万9000 |
ボーダフォン | 5万7000 | 1505万3000 |
11月の純増シェアトップは、auだった。28万3200の純増を達成しており、先月に引き続き2位ドコモを引き離した。KDDIグループ全体での純増数は、13万6300。相変わらずツーカーの契約者数が大幅に減少する状況が続いており、ツーカーからauへの移行が進んでいると見られる。
ドコモは月間で約12万増。注目すべきはボーダフォンで、5万7000の純増を達成している。同社はここ3カ月間は純増基調とはいえ数千単位の増加に止まっており、「純増数5万件を超えたのは2004年6月の6万4100件以来。1年5カ月ぶりだ」(ボーダフォン広報)という。
「LOVE定額をはじめとする“4つの定額”の効果があるほか、11月は新機種もリリースするなど端末ラインアップが充実した。商材が揃ってきたことが、純増数の拡大に寄与した」
グループ名 | 単月シェア | 累計シェア |
---|---|---|
NTTドコモ | 38.4% | 55.9% |
au(KDDI) | 90.3% | 23.7% |
ツーカー | −46.8% | 3.7% |
ボーダフォン | 18.2% | 16.8% |
ドコモの3Gユーザーが、順調なペースで増えている。11月は、100万を超える3G純増数を記録。PDCユーザーの純減数は88万3500で、差し引きで12万の月間純増数を達成した。auも3Gユーザーの純増数が33万5300を数え、3G率は95%を超えている。
グループ名 | 2005年11月純増数(3G) | 累計(3G) | 3G率 |
---|---|---|---|
ドコモ | 100万3900 | 1858万8300 | 37.1% |
au(KDDI) | 33万5300 | 2018万4800 | 95.1.% |
ボーダフォン | 18万6500 | 208万1400 | 13.8% |
auのハイエンドサービス対応機が、急速に増えている。11月には、GPS対応機が1500万を突破。BREWアプリ対応機も10月から約60万増えて1469万になっている。ボーダフォンは、ボーダフォンライブ!対応端末が月によって増加したり減少したりしていたが(11月18日の記事参照)、11月は4万増加して1280万とした。
キャリア | カメラ | ムービー | アプリ | GPS | 着うた | Web |
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NTTドコモ | (集計中) | ― | (集計中) | ― | 非公開 | 4536万9900 |
au | 1922万 | 1865万 | 1469万 | 1513万 | 1862万(うち着うたフル477万) | 1807万200 |
ボーダフォン | 1282万2200 | 724万1400 | 1043万4200 | ― | 非公開 | 1280万9500 |
ボーダフォンが音声定額サービスを打ち出したが、音声定額で先行するウィルコムの純増数が減少することはないようだ。11月も約6万3000回線増を達成し、累計契約者数は約356万回線となった。“過去最高”の契約者数である361万7000回線の記録を塗り替えるまで、そうかからない勢いだ。
PHS撤退を表明したドコモは、純減が続く。アステルグループは東北インテリジェント通信が200減少したが、YOZANがここにきて2200の増加。PHS全体で見ると、約3万2000の純増となっている。
グループ名 | 2005年11月純増 | 累計 |
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ウィルコム | 6万3600 | 356万2900 |
ドコモ | −3万3400 | 91万6800 |
アステルグループ | 2000 | 5万1800 |
累計 | 3万2200 | 453万1500 |
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