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» 2005年12月19日 17時43分 UPDATE

韓国携帯事情:世界のグッドデザイン携帯が集合──「DESIGN KOREA 2005」デザイン展 (1/2)

携帯の“デザイン”が注目されるのは韓国でも同じ。世界各国からデザインにフォーカスした端末が披露された。

[佐々木朋美,ITmedia]

 12月1日から10日までの10日間、ソウル市でデザインに関する総合展「DESIGN KOREA 2005」が行われた。韓国のみならず日本、米国、欧州など世界各国の日用品から家電まで、デザイン性に優れたあらゆる製品が披露された。その中には携帯電話もあり、韓Samsungや韓LGはもちろん米Motorolaや韓Pantechなども参加した。

名誉ある「優秀産業デザイン賞」は

 韓国政府の産業資源部および韓国デザイン振興院が主催する、名誉ある2005年の優秀産業デザイン賞に輝いたのは、LG電子の「チョコレートフォン」こと「LG-5900」、メッセンジャーフォン「F9100」、Pantech & CuritelのTスライドフォン「PT-S110」だった。

 シンプルかつさっぱりとしたデザインが特徴の同機種は、ニックネームの通りチョコレートのような深い黒の本体に浮かび上がる、赤い文字が特徴となっている。LG電子の「Black Label」シリーズの製品で、ドイツ・ハノーバー工業デザイン協会が選定する「iF Design Award 2006」にも入賞している。ちなみにこの「iF Design Award 2006」には、Samsung電子の「ブルーブラックフォン」ことSGH-E800も入賞した。

kan1.jpg LG電子では、LG-5900をはじめiF Design Award 2006に入賞した同社の11製品を、来年ドイツハノーバーで行われる「CeBIT 2006」にて公開する予定だ(左)。縦ではなく横スライドで、かつQWERTYキーボード搭載というのが新鮮なLGのF9100(右)。数字キーにはLED、アルファベットキーには有機ELによるライティングを適用し、デザインだけでなく便利な操作性も提供する

未発売端末やコンセプトデザインの展示も−Pantech & Curitel

 斬新なデザインを常に提案し続けているPantech & Curitel。今回のイベントの一環として行われた「2005 産業デザイン新興大会」で、そのデザインへの取り組みが評価され、デザイン経営部門の大統領賞を受賞している。

 さらに韓国産業デザイナー協会が主催する「第9回 韓国産業デザイン賞 2005」においても、同社の衛星DMBフォン「PT-S160」が受賞を果たしている。これは未発売の製品で、衛星DMB受信、MP3プレーヤー、2Mピクセルのカメラとマルチメディア機能が充実したスライド端末だ。画面の真下に衛星DMBキー、その左右にはコントロールキーとスピーカーが付いており、メニューや電話の発話/終話きーは数字キーの横に並ぶという、やや変則的なデザインだ。

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画面は2.4インチの26万色カラーQVGAで、マルチメディア機能を十分楽しめる。外部メモリとしてSDカードに対応。丸いキーが並んだセンスの良いリモコンも特徴だ

 同じく未発売の製品としてはPT-L1900、また同イベント開催中に発売となったPT-K1700も展示されていた。どちらも音楽機能にこだわったスライド端末で、光沢のある白と丸みをおびたボディが優しい印象だ。

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デジタルアンプを搭載したPT-L1900は、迫力ある音質で音楽を楽しめる。カメラは2Mピクセル、画面は2インチのQVGA、外部メモリとしてTrans Flashを搭載
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PT-K1700は、Bluetoothを搭載。無線イヤフォンで、3Dサラウンドの音場効果による臨場感ある音を楽しめる。カメラは4Mピクセル

 Pantech & Curitelの、デザインへの取り組みが垣間見えたのが、試験的に作られたコンセプトモデルの展示だった。固定観念に縛られない自由な発想でデザインされたコンセプトモデルの数々から、Pantech & Curitelのユニークな携帯電話の原点が見える。

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画面とキーボードの2つが横倒しになるモデル。通常3つずつ並んでいる数字キーが、ここでは4つ並んでいるワイドな設計
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キーの部分を細く絞り込み、カメラ撮影の際、片手で握りやすいようにしている。画面とキー部分の幅が合わないが、折りたたんだ際はどうなるのだろうか……
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ペンダントのように首から提げて利用できる斬新なデザイン。ストラップの部分を外し、キー部分を内側中央に寄せると、ストレートタイプの携帯電話に早変わりする

人気シリーズを一挙公開──Motorola

 Motorolaは海外での人気モデルや国内の最新モデルを中心に展示を行っていた。「RAZR」の大ヒット以降、同社は「RAZR路線」ともいうべき、スリムでメタリックな質感を基調とした端末を出し続けており、Motorolaの端末デザインの新境地を開いたともいえるだろう。

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