限りなく光に近い白(ホワイト)〜F702iD、カラーの秘密(1/2 ページ)

» 2006年01月30日 17時24分 公開
[杉浦正武,ITmedia]

 NTTドコモの新機種「F702iD」で目をひかれるのは、そのカラーリングだ。昨今では3色のカラーバリエーションで販売される端末も多いが、F702iDは4色で展開される。その色も「真白」(ましろ)「金色」(こんじき)「花紅」(はなくれない)「艶黒」(つやくろ)と、独特のテイストあるカラーに仕上げた。

Photo 左から真白、金色、花紅、艶黒

 端末開発を手がけた富士通に、F702iDのカラーリングについて聞いた。

限りなく光に近い白(ホワイト)

 F702iDは既報のとおり、クリエイターの平野敬子氏と工藤青石氏、それに富士通とドコモのコラボレーションでできた端末だ(1月17日の記事参照)。各カラーバリエーションが完成するまでには、目指す色を出すために相当の労力が費やされた。その成果として注目されるものの1つが、“真白”の白さだ。

 「真白は『現存する端末の中で、これ以上白い端末はない』といううたい文句がついている(1月24日の記事参照)。これは本当で、ちゃんと数値としてあらゆる白い携帯より白いというデータが出ている」

Photo

 国際照明委員会(CIE)は、“RGB”のように色を表現する方式(=表色系)を定めているが、その一種に「L*a*b*」(エルスター、エースター、ビースター)というものがある。L*が「明度」を表し、a*とb*が「色度」を表している。

 富士通の担当者によればF702iDのL*は95。最高が100だから、かなりの明度を実現していることが分かる。さらに、a*とb*に関していえば、±1以下。「白以外の色味がない、ということ。白い端末といっても、よく見ると塗装の関係で黄色がかっていたりする端末もあるが……。F702iDは『純白』に近い。光にもっとも近い色の端末といえる」

ツヤのある背面、ツヤを消した底面

 F702iDの背面を見ていると、ディスプレイがないところになめらかなラインが形成されており、さらにそこにツヤがかかっている。このためかなり「ツヤのある、インパクトのある端末」という印象を受ける。

 だがF702iDは、いたずらにインパクトを追いかけた端末ではないようだ。

 「表面を見ると、光沢のある色。しかし折りたたみの底面に目を向けると、ツヤ消しが施されマットな質感になっている。個人的にはF702iDが派手だとも思っていないし、地味だとも思っていない」。光っているから単純に若者向け――というわけでもないようだ。むしろ、平野氏は良識ある上品なユーザーが、優雅に使いこなすイメージに言及している(1月24日の記事参照)

Photo 背面と底面では、質感が異なる
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