調査リポート
» 2006年04月18日 20時16分 UPDATE

+D Voice:結果発表:携帯メーカーにどんなイメージを持っている?(au編) (1/3)

携帯メーカーには、それぞれのカラーがある。どのメーカーが機能面で優れ、どのメーカーがデザイン面で好評なのか――実際にITmedia読者に聞いてみると?

[杉浦正武,ITmedia]

 携帯メーカーには、それぞれ独自の「カラー」がある。このメーカーは多機能の優れたハイエンド端末を開発するとか、このメーカーはデザイン部門が強力でセンスのいいケータイを作る、といったことだが、一般ユーザーが持つイメージを集計するとどうなるか。

 ITmediaでは先日、ドコモのメーカーイメージを募集して結果を掲載した(4月7日の記事参照)。これが好評だったので、今回は第2弾ということで「au編」の結果をお届けしよう。

  • 調査期間:4月10日〜11日
  • 調査形式:Webアンケート
  • 回答総数:1461
  • 男女比:男性92.6%、女性6.4%

回答したユーザーの属性を見ると、やはりauユーザーが圧倒的に多く全体の86.7%。ドコモユーザーは17.5%いたが、市場シェアよりは少ない数字となった。ボーダフォンユーザーは10.1%で、ウィルコムユーザーも11.6%。なお回答者全体の平均年齢は、28.4歳だった。



三洋電機

 まずはメーカーごとに掲載していき、最後に6メーカーの総合順位を発表したい。まずは三洋電機から見ていこう。ユーザーには6項目を、5段階で評価してもらった。下チャートの黒い六角形は“平均点”で、この外側にはみ出した部分がそのメーカーの「強み」、逆に枠内に収まった部分が「弱み」ということになる。

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 三洋電機は、「高級感」の項目が低く評価された。この分野に限っては、全メーカー中最下位となっている。また「デザイン」の部門も平均点を下回った。そのほかの分野ではほぼ平均的なポイントを獲得している。

 ユーザーの自由記述を見ると、auのスタンダード端末だとの見方が多い。「堅実でスタンダード。逆に言えば地味」「可でもなく不可でもなくといったところでしょうか」。この“可もなく不可もない”という表現を使うユーザーが、相当数いたのが印象的だった。三洋電機は白物家電メーカーであり、携帯も家電メーカーっぽいイメージ……と指摘する声も複数ある。

 高級感がない、というのは同社の「with Disney」機能(2005年5月23日の記事参照)によるところが大きいようだ。「クマのプーさんやディズニーキャラがまず思い浮かぶが、使い勝手は良い印象です」「高級機種に『with Disney』はいらないのでは」。中には辛らつな意見もある。「子供にもウケの良いようにまとめてるせいか、フォントが丸文字がかり、しかも太いのですが、ディズニーモードを解除しても丸文字だからガキっぽくてイヤ」。もちろん「with Disneyがカワイイ」(20〜24歳未婚女性)――と言う声もあったことを付け加えておくのが公平だろう。

 非難が集中したのは、文字変換だ。「Wnnはもうやめてください」と、たった一言書いたユーザーもいたほど。「(機種の)バリエーションが豊富であり、今後もこの方向性であらゆるユーザーから支持されるようなメーカーになっていただきたいのですが、残念なのは昔から漢字変換機能がよろしくないこと」。また「キーレスポンスがあまり良くないような印象がある」という声も多かった。

 ただし、デザイン面では鳥取三洋電機の手がけた端末が高い評価を得ていたほか、三洋電機の“多機能”を好評だった。「FMトランスミッターや、FMラジオ内蔵アンテナ、ワンセグなど先進的な機能も搭載し、かつ基本的な性能を維持している、一番良い印象を受ける。今度Nokiaとの合併(編集部注:携帯事業での提携)が噂されるので、どうなるか気になるところだが、三洋の色を出せばこれからも確実に良い物を作れると思う」

東芝

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 東芝は、ほとんどの項目で平均レベルとなっている。取り立てて“穴”が見つからないメーカーで、「信頼感/スタンダード」の項目では全メーカー中2位となっている。

 自由記述では、やはりスタンダード、保守的という声が多かった。「三洋と同じく、auにはなくてはならないメーカー」「一番安心感を感じる」。ただし、「安心できる端末を出すが、遊び心が少ないように感じる。いい人ではあるけど、一緒にいてもドキドキしない……そんな『いい人』的な印象」という、チクリと批判した意見も。

 東芝端末で評価されているのは、Bluetooth機能を搭載していることや、全体に薄型端末が多いこと。あるいは端末をちょっと開くと、不在着信や未読メールを振動で教えてくれる「ガチャブル」機能も評価されている。「ガチャブル機能が、ほかのメーカの端末に乗り換えたときに恋しくなる(笑)」。ただ三洋同様、「メニューなどの起動が遅くてワンテンポもたつく感じ」「レスポンスの悪さにいらだって買わなくなりました」と動作の重さを批判する声が目に付いた。また、ほかのメーカーと比べて操作が独特だ、と指摘する声も複数あった。

 東芝の面白いところは、最近の新機種によって若干イメージが変わっていることだ。「最近は『neon』やHDD(=『W41T』)の発売など、個性的な開発が好印象」。特にneonは気に入ったユーザーが多いようで、「neonかわいいよ……なんでボーダフォンにはneonがないんだよ」と嘆くボーダフォンユーザーもいた。

 ちなみにITmedia読者の声を聞いていると、W41Tのウケはそれほどよくはない。理由はなんといってもあの厚みにある。「HDD携帯はでかい。いらない」「(東芝端末の)薄さに魅力を感じていたが、W41Tがあまりにも大きかったのでがっかり。HDD搭載は面白いが、やはり、薄さを重視した端末のほうが魅力的」。ただHDD自体には興味を持つユーザーも多く、中には「W41Tがもう少し軽くて小さくて地デジがつけば最強」という声もあった。

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