「『N902i』ではアシストキーが着信ランプの役割を兼ねていたが、『N902iS』の着信ランプはどこにあるのか」という質問が寄せられた。
N902iSはアシストキーが光る仕組みではなく、独立した着信ランプがヒンジ部付近に搭載されている。
不在時の着信を、着信ランプが定期的に点滅して知らせる「不在着信通知機能」。この機能があると、未読のメールや対応が済んでいない着信を把握できて便利だ。N902iSに、この機能があるかどうかを気にするユーザーも多い。
N902iSの不在着信は、端末を閉じた状態でアシストキーを押すことで確認できる。未読メールや不在着信がある場合にアシストキーを押すと、「ピピ、ピピ」という音が鳴るとともに端末が1秒間振動し、「着信メールあり」「不在着信あり」というボイスと1秒のLED点滅で通知。着信がないときは、「ピピピ」音が鳴って0.2秒端末が振動し、着信ランプが約5秒間点滅する。
アシストキーを押さない状態で、不在着信をLEDで通知する機能は備えていないようだ。
SD-Audioに対応するなど音楽機能が強化されたN902iS。前モデルのN902iは、音楽を聴きながらiモードサイトやフルブラウザを閲覧することは可能だったが、iアプリの利用には対応していなかった。これが改善されたかどうかを問う質問が寄せられた。
試してみたところ前モデルと同様、音楽を聴きながらiアプリを使うことはできなかった。
前モデルのN902iは、背面にカメラを備えていたため、「ヘビートップで持ちづらい」とするユーザーも少なからずいたようだ。そのためか、「N902iSではそれが改善されたのか」と気にする声が挙がっている。
N902iSは、底面にカメラが移動したこともありバランスが良くなっている。実機を持ってみたITmediaスタッフからも、ヘビートップだという声は聞かれなかった。
前モデルのN902iは、FeliCaの読み取り面が底面に装備されていた。N902iSではどこにあるのかという質問も来ている。
N902iSではFeliCaの読み取り面が背面のイメージウィンドウ付近に移っている。
頻繁に連絡する相手のアドレス帳や、よく使う機能を待受画面に貼り付けられる「デスクトップ」機能を備えているのが、“N”FOMAの便利なところ。ここに「電卓を貼り付けられるか」という質問が届いた。
残念ながら端末の内部機能として用意される電卓は貼り付けることができなかった。ただ、iアプリは貼り付けられるので、iアプリ版の電卓があればデスクトップに置いて使うことも可能だ。電卓アプリは、「アプリゲット」などのサイトで入手できるが、902iSシリーズで動作が確認されているものは、見つけられなかった(6月9日時点)。
「N900i」には「ドラゴンクエスト」、「N901iS」やN902iには「ドラゴンクエストII」をプリセットするなど、NECのFOMAはプリセットゲームが充実している。最新モデルのN902iSにはどんなゲームアプリが入っているのかという質問も来ている。
確認したところゲームは、スクウェア・エニックスの「ドラクエダンジョン」と、エンターブレインの「ダービースタリオン」がプリセットされていた。
暗い環境で携帯電話を使う際に、ソフトキーやダイヤルキーの文字がきちんと見えるかどうか。これを気にするユーザーも多い。N902iSはどうだろう。
ご覧の通りN902iSはキー自体が明るく光り、文字もはっきり見えている。
同時にいくつまでのタスクを利用できるかという質問も寄せられた。例えば「iアプリ、iモードサイト閲覧、メール閲覧の3タスク実行時にメールを作成する」といった使い方ができるかどうかだ。
N902iSで上記の3つの機能を立ち上げて、新規メールを作成してみると、「これ以上機能を起動できません」というアラートが出てメールの作成はできなかった。
※今回の検証は、発表会で展示されたデモ機で行っており、製品版では仕様が変わる可能性もあることをご了承いただきたい。
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