「られまくっちゃ」226万台、「かぜ」819万台──シャープ製携帯の不具合、ソフト修正へ

» 2006年07月24日 17時46分 公開
[園部修,ITmedia]

 ドコモやボーダフォンのシャープ製端末の一部で、特定の文字列を入力するとフリーズしたり再起動したりする不具合が世間を騒がせているが、ようやくドコモとボーダフォンからソフトウェアのバージョンアップが発表された(7月24日の記事参照)

 この不具合は、日本語入力システムにケータイShoin4を採用している機種では「〜られまくっちゃ」(7月6日の記事参照)、ケータイShoin3を採用する機種では「かぜがなおりかける」(7月10日の記事参照)を入力しようとすると発生する。一気に入力して変換せずに、文節で分けて確定したりすれば問題は回避できるため、致命的な不具合ではないものの、ほぼ100%の再現性があるため、対応が待たれていた。

 ドコモ向けの端末では、ケータイShoin4を搭載した「SH902i」「SH902iS」「DOLCE SL(SH902iSL)」「SH702iD」の4機種約145万3000台と、ケータイShoin3搭載の「SH901iC」「SH901iS」「SH700i」「SH700iS」「DOLCE(SH851i)」それに「SH506iC」の6機種約376万7000台の合わせて約522万台が該当する。

 ボーダフォン向け端末は、「804SH」「904SH」「905SH」「705SH」「V403SH」の5機種がケータイShoin4搭載で、対象台数は約81万台。さらに「903SH」「703SHf」「703SH」「902SH」「802SH」「V604SH」「V603SH」「V602SH」「V501SH」「V402SH」「V302SH」「V201SH」の12機種約443万台がケータイShoin3を搭載しており、計524万台で当該の不具合が発生することを確認しているという。

 対象台数は両キャリア合わせて1046万台に上る。ただし、通信機能や端末に保存されているデータへの影響はない。

 ドコモは8月中旬から、準備が整い次第ソフトウェアアップデートを開始し、不具合を修正する。なお、急ぐ場合は故障修理窓口へ持ち込めば預かり修理にて対応する。ボーダフォンは7月24日から順次持ち込み修理を行う予定だ。

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