KDDIは、幕張メッセで開催中のCEATEC JAPAN 2006において、開発中のデジタルラジオ端末を公開した。デジタルラジオの音声放送や簡易動画放送の受信イメージを体験できる。
試作機は今回のCEATEC JAPAN 2006用に作られたもので、アクリルケース内に収まっておりメーカーやスペックについては未公開となっている。実際にデジタルラジオ放送を受信できるが、会場のブース付近では電波状況がよくないため、あらかじめ用意したコンテンツをループ再生しているという。ヘッドフォンにより、デジタルラジオの音質を体験できる。
KDDIは、2006年度中にデジタルラジオ対応端末を発売するとしているが、実際にどういった端末になるかはまだ未定。しかし、展示機が好評であれば、かなり似たイメージの端末になる可能性が高いという。
また、FMラジオやワンセグ放送、デジタルラジオが、通話やパケット通信などと違い直接課金できない点については、「EZ・FMを利用するユーザーは、オンエア中の楽曲を着うたや着うたフルでダウンロードしたり、コンテンツをau Recordsなどから買う率が高い。キャリアにもリターンが見込めるサービスとなってきている」(説明員)と解説。今後も、通信と放送に両対応する端末を拡充する方針だという。
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