ディスプレイを表にして端末を閉じると常にカメラが起動するのか──「SH903i」903iの“ここ”が知りたい「SH903i」編(1)

» 2006年10月27日 22時22分 公開
[平賀洋一,ITmedia]
photo 回転2軸型のシャープ製FOMA端末「SH903i」

質問:カメラの自動起動機能は切れないか

 SH903iは回転2軸型で、背面液晶は搭載していない。ディスプレイを表にして液晶を閉じた端末をビューアポジションと呼び、どの状態からビューアポジションに移ったのかによって、可能な操作が変わってくる。

 待受画面からビューアポジションにすると、カメラが自動で起動しファインダーを表示する。この自動起動設定は変更できず、一度カメラモードになった後に左側面のプッシュトークボタンを押すと待受画面に戻せる。

photo ビューアポジションにするとカメラが自動で起動する

 ビューワポジションで待受画面にした場合、カメラボタンを押して再度カメラモードを呼び出すのと、プッシュトークボタンの長押しでキーロック状態にする以外の操作は行えない。また、カメラ機能もカメラボタンによるシャッターと保存以外の操作はできない。カメラモードで撮った写真をそのまま見ることはできるが、データボックスからマイピクチャを呼び出すには、一度ディスプレイを開いて操作する必要がある。

 iモードやiチャネル、メール受信・作成画面を表示している状態でビューワポジションにした場合、側面の上下キーで項目の移動とカメラボタンで決定が行える。ただし、前の画面に戻る操作が行えず、文字入力もできないため一方通行になってしまう。メニュー画面や設定画面からビューアポジションにした際も同様だ。

 なお、プライベートフィルタを設定したままビューアポジションにはできるが、ビューアポジションからプライベートフィルタを設定することはできない。

photophotophoto カメラが自動起動するのは待受画面からビューアポジションにしたときだけ。iモードやiチャネル、設定画面を表示している状態でビューアポジションにすると、画面は保持される

質問:カメラを起動した際の撮影補助灯は消せるのか

 SH903iの撮影補助灯(ピクチャーライト)はカメラ起動と同時に点灯し、カメラ使用中は消すことができない。明るさは2段階でカメラの設定画面(またはサブメニュー)から撮影補助灯のオンを選ぶと、明るめの設定になり照明として被写体を照らすことができる。

photophoto カメラモードになると撮影補助灯が必ず点灯する。設定により明るさを2段階に設定できる

 撮影補助灯をオフにした場合はやや暗めに点灯する。これは、照明ではなくカメラモードが起動していることを知らせる目的のため。撮影補助灯のオン/オフ設定は保持することが可能で、オフ設定にすればカメラ起動時には撮影補助灯が暗い状態で点灯する。

質問:サムネールを見ながら削除画像を選択できるか

 いくつかの画像を選んで消す選択削除を行う場合、どんな画像なのか見ながら指定できると便利だ。SH903iでは、マイピクチャ内の画像を選択削除する際にサムネールを表示するので、画像を目で確認しながら指定できる。「SH902iS」まではサムネール表示がなかったが、SH903iは使いやすくなっている。

photophotophoto サムネールを見ながら、消す画像を選択できる(左、中央)。「SH902i」ではファイル名の表示となっていた(右)

質問:サムネールを見ながらコピーする画像を選択できるか

 SH902iとSH902iSでは、複数の画像を選択して本体と外部メモリの間でやりとりする場合、サムネールではなくリスト表示されたファイルネームから選択していた。そのため、一度プレビューに戻らないと内容を確認できなかった。

 SH903iでは、選択コピー/選択移動時に画像のサムネールを表示するようになったため、内容を確認しながら画像を選ぶことが可能となった。

photophoto 移動/コピー画像もサムネールを見ながら選択できる

質問:イルミネーションによる不在着信お知らせはあるのか

 SH903iでは不在着信と未読メールがある場合に、LEDを点灯させて知らせる機能がある。不在着信時はアクア(青系統)、未読メールお知らせ時はリーフ(緑系統)で点滅を繰り返す。着信/メール受信時のイルミネーションは、8つのカラーとパターンから選ぶことができるが、不在着信/未読メールお知らせの色やパターンは設定できないようだ。

着信時のLED点灯例と、不在着信お知らせの点灯(3GPPムービー)

※今回の検証は、発表会で展示されたデモ機で行っており、製品版では仕様が変わる可能性もあることをご了承いただきたい。

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