ソニー・エリクソン・モバイル製のau端末は「W43S」以降、文字入力システムが「POBox」から「POBox Pro」に進化した。POBox Proでは、変換候補をタブ形式で表示/選択でき、カーソルの自動移動やキー操作のスピードを詳細に設定可能になるなど、利便性が向上している。ドコモのソニー・エリクソン・モバイル端末「SO703i」にも、同様の文字入力システムが搭載されているのかという質問が寄せられた。
確認したところ、SO703iの文字入力システムは「SO903i」と同じ「POBox」を搭載していた。また変換候補のタブ表示やカナ英数変換のソフトキー割り当てにも対応していなかった。
着うたフルに対応したSO703iは、最大2GバイトまでのmicroSDカードを利用できる。しかし、カードを出し入れするには電池パックを外す必要があり、頻繁にカードを着脱するユーザーにとっては使いにくい面もある。そこで気になるのが内蔵メモリの容量だ。
SO703iの内蔵メモリをチェックしてみると、容量は約30.7Mバイト(31.508Kバイト)だった。たくさん音楽データを入れて楽しみたい人は、microSDカードを用意した方がいいかもしれない。
歴代のSO端末には、メール着信音の再生時間を設定する項目の中に、着メロを1サイクル再生できる「1回再生」が用意されていた。しかしSOのFOMA端末では、その項目がなくなっている。読者からは「SO703iで、メール着信音の“着メロ1回再生”が復活していないのか」という質問が寄せられた。
メール着信音の設定項目を調べてみたところ、鳴動時間の設定はは0〜30秒から選ぶ仕様になっており、1曲再生の項目は用意されていなかった。
メニューの起動スピードやキーレスポンスの速さ、いわゆる“もっさり感”に関する質問も多数寄せられた。新規メール画面の起動や文字入力時の反応を「SO903i」と比べてみたところ、反応速度は大差なかった。
携帯を目覚まし時計として利用する人はかなり多く、アラーム機能は携帯に必ず搭載されている基本機能だ。SO903iの目覚まし時計のアラームは、アラーム音や繰り返しの有無など、動作の詳細を3件まで登録しておくことができるが、利用時にセットできるのは1件のみ。「SO703iでは、このアラームを3件とも動作するように設定できないか」という質問が寄せられた。
目覚まし時計のアラーム設定を確認してみたが、こちらもSO903iと同様、目覚ましのアラームは1件しかセットできなかった。
ちなみに音を鳴らしたいだけなら、スケジュールのアラーム機能を使えば、一度に複数のアラームをセットできる。
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