フリップを閉じたままでも操作できるか?──「MEDIA SKIN」「MEDIA SKIN」の“ここ”が知りたい(3)

» 2007年03月23日 23時02分 公開
[園部修,ITmedia]

 オレンジ、ブラック、ホワイトという3色展開で発売されたau design projectの6番目の端末「MEDIA SKIN」は、厚さ13.1ミリとスリムなボディにワンセグやLISMOビデオクリップ、EZ FeliCa、EZチャンネルプラスやEZニュースフラッシュといった最新機能/サービスを満載している。

 MEDIA SKINの形状は、ストレートでもなく、スライドでもない、最近は珍しいフリップ型となっている。そのせいか、フリップの使い勝手に関する質問が多数集まった。

Photo 「MEDIA SKIN」のボディカラーはブラック、ホワイト、オレンジの3色。さらに新色のネット投票も実施している。

質問:フリップを閉じたまま操作できるか?

 MEDIA SKINのフリップを閉じた状態でも通話やメールの確認などが可能かどうかを問う声が多数あった。結論から言ってしまうと、MEDIA SKINはフリップを閉じた状態ではほとんど操作ができない。

 端末の側面には各種端子やLEDなどが配置されているが、ボタン類はカメラのマクロ切り替えスイッチしか用意されていない。そのため、フリップを閉じた状態ではボタンを押すことができず、まったく操作できないのだ。待受画面に表示される時計だけでも呼び出せればと思うが、残念ながらそれもかなわない。MEDIA SKINで時刻を確認したい場合は、フリップを軽く動かすか、マクロ切り替えスイッチを動かす必要がある。ちなみにシャッターキーもないため、写真の撮影もフリップを開いて決定キーで行う。

PhotoPhoto このようにMEDIA SKINには側面や裏面にボタンが一切ないため、フリップを閉じた状態ではまったく操作ができない。あるのはカメラのマクロ切り替えスイッチだけで、シャッターキーもない

質問:フリップの開閉と連動する機能はあるか?

 スライド型の端末の場合、機種によってはスライドを開くと通話の着信に応答したり、メールの閲覧中にスライドを開くと返信画面に切り替わったりと、スライドと連動する機能を持つものもある。同様に、MEDIA SKINもフリップの開閉と各種機能を連動できるか、という質問があった。

 購入時の初期状態では、フリップの開閉と連動する機能は1つだけ。通話中にフリップを閉じると終話する、というもの。音声着信時やメール着信時にフリップを開いても何も変わらない。

 ただ「メニュー」→「機能」→「ユーザー補助」→「着信オープン設定」で、「状態継続」以外の選択肢を選べば、フリップを開く動作に特定の動作を割り当てることは可能だ。

 「着信応答」を選べば、音声着信時にフリップを開くと応答できるようになる。ただEメールやCメール、お知らせを受信した場合は「状態継続」と同様、何も起こらない。「サイレント」に設定すると、音声、メールなどの着信時にフリップを開けると着信音が消音になり、バイブレーション設定をしていた場合バイブレーションも停止する。「サイレント+バイブ」では、音声・メールの着信時に着信音が消音になり、バイブレーションに切り替わる。

PhotoPhotoPhotoPhoto 「メニュー」→「機能」→「ユーザー補助」→「着信オープン設定」で、フリップを開いたときの動作を切り替えられる

質問:ボタンは押しにくくないか?

 MEDIA SKINは、その独特のデザインを実現するために、ダイヤルキーはかなり細長くなっており、メールを打つ際などに押しにくいのではないかと懸念する声も多かった。

 ダイヤルキー部は、上部が斜めにカットされているため、個々のキーは想像以上に親指の指先で判別できる。しかし、やはりメールなどの長めの文字列を入力する際には、慣れるまで少々気を遣う必要がある。また最下段の[*]キーや[0]キー、[#]キーは、フリップがじゃまになることはないものの、端末の握りかた次第では入力しにくいこともありそうだ。

 ユーザーが特に違和感を覚えると思われるのは十字キーとソフトキー周りだ。十字キーは左右の幅の割りに上下が狭く、下キーと間違えてクリアキーを押してしまうことが多々ある。ソフトキーも、ダイヤルキー周りと同様に等間隔で並んでいるため、従来とは少々感覚が異なる。特に左上/右上ソフトキーは、十字キーの真横にあるため、最初のうちはキーではない左上や右上の部分を間違って押してしまうことがあった。慣れるまでは時間を要するだろう。

PhotoPhoto 横長のキーに最初はとまどうが、キー自体は指の腹で判別しやすい形状になっている。ただ最下段の[*]キーや[0]キー、[#]キーは、端末の握りかた次第では入力しにくいと感じることもある

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