「708SC」はスリムボディを実現しながら、200万画素カメラ、microSD、Bluetooth、国際ローミング、ドキュメントビューワに対応するなど、豊富な機能を装備する。ディスプレイは1.9インチの横型QVGA液晶コンパクトボディのため、キーの押しやすさを気にする声が多かった。Samsung電子端末には、「709SC」や「707SC II」などのようにフラットなシートキーを採用する機種が多く、操作性には少々クセがあるからだ。
「708SC」は凹凸のあるキーを採用しているので、シートキーの“どのキーを押しているのか分かりづらい”といった不安はほとんどない。キーが小さいのは少々気になるものの、慣れれば問題ないレベルだ。ただし、決定キーと4方向キーはかなり隣接しており、ごくたまに誤操作してしまうことがあった。
文字入力方式にポケベル入力があるのかという質問が寄せられた。残念ながら708SCはポケベル入力には非対応となっている。文字入力は従来のSamsung電子端末と同様で、予測変換や連携予測、英数カナのダイレクト変換には対応している。


メールボタンの長押しでメール新規作成画面が起動(写真左)。宛先の入力方法選択画面では、送信履歴(電話帳に登録した名前やメールアドレス)も表示される(写真中央)。数字は月/日/分/月などの単位とセットでの変換もできる(写真右)708SCはPDFやWord、Excel、PowerPointなどのドキュメントファイルを閲覧できるPCドキュメントビューワに対応しているが、そのほかの形式のファイルを見られるのかという質問も寄せられた。
HTMLファイルを708SCにメール送信して開くと、ブラウザが起動して閲覧できた。「ITmedia +D Mobile」のトップページも、画像なしのHTMLファイルとして保存すれば138Kバイトほどになるので、708SCでもしっかり表示できた(ソフトバンクのブラウザには1ページの最大表示サイズが500Kバイトという制限がある)。
テキストファイルは、microSDまたは本体の「Other Documents」(付属ソフト「Samsung PC Studio」の「Phone Explorer」からアクセス)に転送すると、PCドキュメントビューワが起動して表示できた。ただし、ワープロなどで使われているリッチテキストファイル(.rtf)は表示できなかった。

ITmedia +D MobileのトップページをHTMLファイルとして表示(写真左)。リンク先からITmedia +D Mobileのニュース記事にもアクセスできた。708SCの画面に合わせて表示されるので見やすい(写真右)
写真で解説する「708SC」
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