ジェイマジックは7月18日、携帯向け楽曲試聴アプリケーションのプロトタイプ「Magic Loupe」を発表した。7月20日まで東京・ビッグサイトで開催されるワイヤレスジャパン2007で、デモを実施中だ。
Magic Loupeは、HSDPAなどの広帯域なモバイルインターネット向けに開発されたアプリケーション。画像を使った検索と楽曲再生アプリを連携させたもので、CDに携帯カメラをかざすだけでそのCDの楽曲を試聴できる。
使い方は簡単で、ユーザーは携帯端末上でMagic Loupeを起動し、試聴したい曲のCDやポスターにカメラをかざすだけでいい。カメラのプレビュー画像が自動で認識サーバにアップロードされ、その特徴点を元に認識サーバ側で対象の曲を検索し、その曲をストリーミング再生する仕組み。使い勝手はその名の通り、「細かいところを見るためにルーペをかざす」のと似たような感覚だ。
「CDショップで使えるようにすれば、試聴用機器を使うことなく試し聴きができるようになる。ポスターにカメラをかざすと音が流れるようにもできるなど、さまざまな用途が考えられる」(説明員)
なおこうしたソリューションでは、保有するデータベースのボリュームが重要になるが、ジェイマジックでは約5万件のCDジャケットのデータベースを持っているという。ほかにも「売れ筋商品の特徴点を自動で取り込む仕組みを使い、ネット上から情報を集めてデータベースを拡充している」とした。
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