フル装備、フルスライド、フルコーディネート……さて一番人気は?──ソフトバンクの夏モデル読者人気投票(1/2 ページ)

» 2007年08月24日 00時00分 公開
[岩城俊介,ITmedia]
photo 集計期間:2007年5月22日〜8月13日

 ソフトバンクモバイルの2007年夏モデルは、“AQUOSケータイ 3rd model”や“フルスライド”、ステンレスボディなどのハイエンドワンセグ搭載機種から、“チタン”ボディ、カスタマイズほぼ無限大の“フルコーディネート”、エレガントなラメ入りボディ、厚さ13.5ミリの極薄ワンセグ、そしてWindows Mobile 6搭載のスマートフォン2機種と、計13機種を投入する。

 この中でITmedia読者の人気を集めた端末は何だろうか。auの人気投票と同じく対象機種数が多いので下位の得票数はややばらけたが、ハイエンドの9xxシリーズやスマートフォン、外観に大きな特徴を持つ端末に票が集まった。

photo 912SH

 1位は、得票率29%でワンセグ搭載の“AQUOSケータイ 3rd model”こと「912SH」(シャープ製)が獲得した。

 912SHはAQUOSケータイの第3弾として、前モデル「911SH」のウィークポイントをかなり改善し、正統進化版として大幅な機能向上を果たしたのが大きなポイント。911SHと比べると、ディスプレイの解像度がワイドQVGA(240×400ピクセル)からワイドVGA(480×800ピクセル)に、パンフォーカス200万画素CMOSカメラがオートフォーカス(AF)付きの320万画素CCDに、スピーカーがモノラルからステレオに、内蔵データフォルダが約20Mバイトから約50Mバイトに、ワンセグ連続視聴時間が約5時間から約5時間20分に、Bluetoothはワイヤレス音楽再生対応(A2DP)に、そして横向き用の操作メニューを用意し、高速に通信できる「3Gハイスピード」に対応する(関連記事参照)。

 これら進化ポイントの一部を並べるだけでも、携帯に高機能を望むユーザーであれば「鉄板」と思えるスペックを備えた本機だが、発売も同社の夏モデルとして最も早かった(6月9日発売)。発表後「すぐ購入できる」という、物欲を刺激しやすかった状況なども相乗効果として表れたと考えられる。

photo FULLFACE 913SH

 2位は、“フルスライド”ボディを採用した「FULLFACE 913SH」となった。得票率は21%。

 ディスプレイが90度回転するAQUOSケータイのサイクロイド機構に対し、FULLFACE 913SHは厚さ16.8ミリの薄型“フルスライド”デザインを採用した。操作キーをすべてダイヤルキー側に配置し、ディスプレイ面にはタッチセンサー式の「センサーキー」があるのみ。“閉じるとAV機器、開くと携帯電話”という二面性を持つのが特徴だ。ワンセグ、ワイドQVGA表示対応の2.8インチディスプレイ、200万画素カメラ、Bluetoothなどを搭載し、3GハイスピードやS!FeliCa、着うたフル再生などに対応する。

 なお、このFULLFACE 913SHと1位の912SHだけで得票率が5割に達した。実際、量販店のPOS売り上げデータで集計する販売ランキングでもこれら2機種は初登場週から上位に入る人気を見せた。ちなみにFULLFACE 913SHが登場した7月第4週は、首位が912SHで4位にFULLFACE 913SH。8月第2週は、首位がFULLFACE 913SHで2位に912SH。この2機種の争いは非常に激しい。

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