レビュー
» 2008年02月25日 23時43分 UPDATE

写真で解説する「EMONSTER」 (1/2)

イー・モバイルから登場した「EMONSTER S11HT」は、スライド式QWERTYキーボードを備えるHTC製スマートフォンだ。OSにWM 6 Professionalを搭載し、タッチパネルのほか「TouchFLO」を一部採用したことで、快適な操作が行える。

[平賀洋一,ITmedia]
photo 「EMONSTER」を手にするイー・モバイル代表取締役会長 兼 CEO 千本倖生氏。千本氏は「これ(ベースのTyTN II)は、すでに全世界で約300万台も売れたスマートフォン。国内でも人気が出るはず」と自信を見せる

 イー・モバイルが発表したHTC製「EMONSTER」(S11HT)は、2007年3月に発売されたシャープ製端末「EM・ONE」(S01SH)に続く同社2台目のスマートフォン。音声通話のほか、HSDPAに対応しており下り最大3.6Mbpsでの高速パケット通信が行え、PCにUSB接続して外付けモデムとしても利用できる。

 EMONSTERは、HTCの海外向けスマートフォン「TyTN II」を日本仕様にカスタマイズしたモデル。OSにWindows Mobile 6 Professional Editionを採用し、スライド式のQWERTYキーボードとHTC独自のユーザーインタフェースである「HTC Home」を搭載した。Today画面から連絡先や天気情報、ランチャー、サウンド設定などの機能へアクセスしやすいよう工夫されており、音声端末の待受画面のような操作感を提供する。

 ディスプレイは2.8インチの2.8インチQVGA(240×320ピクセル)表示対応の液晶で、タッチパネル操作が可能。本体収納式のスタイラスペンで操作するほか、「TouchFLO」にも一部対応しており、ウェブブラウザ(Internet Explorer Mobile)や電話帳(連絡先)などのアプリケーションで指先によるスクロール操作が行える。また、ディスプレイ側ボディには無段階のチルト機能が付いており、横向きにした際に画面の角度を変えて利用できる。

photophotophoto 「EMONSTER」のスライドを閉じた状態(左)と引き出した状態(中央)。ディスプレイにはチルト機構が付いており(右)、キーボード側ボディと水平の状態から写真の角度まで無段階に調整できる。なお、ボディカラーは1色でブラックのみ

 アウトカメラはAF付きの300万画素CMOSで静止画の最大撮影解像度は2048×1536ピクセル。動画も、CIF(352×288ピクセル)サイズやQVGA(320×240)サイズの撮影が行える。インカメラの解像度は開示されていないが、VGAサイズの撮影が可能なCMOSを採用する。外部メモリには最大2GバイトまでのmicroSDが利用できる。

 SMSとメールソフトとしてWindows Mobile標準のOutlook Mobileを搭載するほか、Excel Wobile/Word Wobile/PowerPoint Wobileなどによりオフィス文書の作成、編集が行える。またPDFデータを閲覧できるAdobe Reader LEをプリインストールするほか、内蔵GPSを活用するモバイルGoogleマップやNAVITIMEなどが簡単にダウンロードできるショートカットが用意されている。

 EMONSTERが公式にサポートするネットワークはHSDPA/W-CDMA(1700Hz)のみで、国内外ローミングには対応しない。ただ、ベースとなったTyTN IIがGSM/GPRS/EDGEのクワッドバンド(850/900/1800/1900MHz)に対応することや、発表会場で同社の代表取締役社長兼COOのエリック・ガン氏が“SIMロックフリー端末である”とコメントしており、海外で現地オペレーターのSIMカードに差し替えて利用できる可能性が高い。そのほか、無線LAN(IEEE802.11b/g準拠)とBluetooth 2.0+EDRに対応している。

 また料金プランは、音声+パケット通信サービス用である「ケータイプラン」「ケータイプランデータセット」で契約できる。なお、パケット通信は標準の料金プランケータイプラン/ケータイプランデータセットで利用できるが、「@emnet.ne.jp」のアドレスでメールを利用したい場合や、イー・モバイル対応コンテンツを利用する場合は、EMnet使用料として月額315円のオプション契約が必要だ。

photophoto 左側面(左)と右側面(右)。左側面にはボイスタグ認識を行うボイスボタン、スクロール操作を行うジョグホイール、[決定]キーが並ぶ。右側面には電源キーと[カメラ]キー、スタイラスペンの収納部がある

photophoto 端末の上面(左)と底面(右)。ディスプレイ側ボディの底面にはmicroSDスロットが、同じくキーボード側ボディにはネックストラップホールとUSB端子がある。なお、PCとの同期と充電はすべてUSB端子から行う。純正オプションとして、クレードルや卓上ホルダを出す予定はないという

photophoto 端末の裏面(左)。ディスプレイ側ボディの裏面に、SIMカードスロットがある。GPSアンテナとカメラ、外部スピーカーは少し飛び出ている(右)

photophoto スタイラスペンは横向きの場合左方向に、縦向きの場合は下方向に取り出す

photophoto 「EMONSTER」(高さ112×幅59×厚さ19ミリ、190グラム)とソフトバンクモバイルのHTC製「X02HT」(高さ114×幅63×厚さ13.9ミリ、120グラム)、ウィルコムのシャープ製「Advanced/W-ZERO3[es]」(高さ135×幅50×厚さ17.9ミリ、157グラム)との比較。意外にコンパクトな印象だ

photophoto QWERTYキーボードはソフトバンクの「X01HT」と同じ10列×4段のフレームレスキーで、押しやすいドーム形状。最上段の列はディスプレイとのすき間が確保されており、窮屈な思いをすることなく入力できる。[文字]キーは独立して割り振られており、入力する文字種の切り替えがやりやすい

photophoto PCとUSB接続すれば、外付けモデムとして下り最大3.6MbpsのHSDPA通信が定額で利用できる。そのほかUSB経由で、ActiveSyncによる同期と充電も行える
       1|2 次のページへ

Copyright© 2016 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.