インタビュー
» 2009年03月03日 16時30分 UPDATE

開発陣に聞く「P001」:美しい見た目にスリムなボディ、「P001」はさりげなく“美人”と暮らせるケータイ (1/3)

異なる4面で構成する“QUAD FACE DESIGN”と13.4ミリのスリムボディが特徴のパナソニック モバイル製の「P001」。“P”端末で初めて採用したKCP+と高色再現性液晶にどんな意味を込めたのか。P001の開発チームに聞いた。

[岩城俊介,ITmedia]
photo auの新機種「P001」。エボニーブラック、キャンティレッド、グラシアホワイトの3色で展開する

 auの“P”端末は、徹底した女性目線を取り入れた「W51P」(2007年2月)や「W52P」(2007年6月発売)、auの折りたたみワンセグ携帯で最薄の「W61P」(2008年2月発売)や「W62P」(2008年11月発売)として、常に上質なデザインと明確なテーマ、そしてスリムボディを軸に進化してきた。

 auの春モデル「P001」も、使いやすいワンプッシュオープンも含めてこれらを継承ながら、新プラットフォーム「KCP+(ケーシーピープラス)」と従来より格段に高画質に表示できる新開発の「高色再現性液晶ディスプレイ」を採用。“さりげなく、でも確実に”大きな進化を遂げた。

 初の「KCP+」、初の「高色再現性液晶」。そして“美形”の上質デザインにどんなこだわりを込めたのか。パナソニック モバイルコミュニケーションズの「P001」開発チームに話を聞いた。

photo パナソニック モバイルの「P001」開発チーム。左から商品企画担当の宇佐見敏雄氏、電気設計担当の増田達也氏、液晶デバイス担当の桑野伊織氏、プロジェクトマネージャーの堀江真道氏

KCP+でもこの薄さ、そしてこの“美しい”デザイン

photo 上から2008年2月発売の「W61P」、左が2008年11月発売の「W62P」。右がP001

── まず、P001はどのような端末なのでしょう。

プロジェクトマネージャーの堀江真道氏(以下、堀江氏) P001は弊社にとって初めてKCP+プラットフォームを採用しました。前モデルの「W61P」と「W62P」のスリムデザインを継承しつつ、4つの異なる面がさまざまな表情を見せる「QUAD FACE DESIGN」という新しいデザインを取り入れました。

 そして、最も大きな進化となるのがディスプレイです。今回はフルワイドVGA(480×854ピクセル)の「高色再現性液晶」にチャレンジしました。

 ターゲットユーザーは20代から30代の男女ビジネスパーソンを想定しています。使いやすいワンプッシュオープンはもちろん、スリムで上質なデザインにこだわり、auの最新サービスやPCサイトビューアー、ワンセグ、おサイフケータイ、Bluetoothのほか、英語辞書や雑学辞典といったビジネスユースに役立つコンテンツも内蔵します。

── まずこの美しいデザインに目が行きますね。このデザインにはどんなテーマがあるのでしょうか。

商品企画担当の宇佐見敏雄氏(以下、宇佐見氏) 以前のW61Pはユニセックス、W62Pは女性層を意識していました。機能はハイエンドでなくても必要最低限のものはきちんと入れてある端末でしたが、今回のP001はKCP+を採用し、グローバルパスポートCDMA(国際ローミング)にも対応するので、ビジネスもプライベートもこれ1台で積極的に活動するビジネスパーソンをコアターゲットに据えました。

photo 配色、光沢感、大きさがそれぞれ異なる4面で構成する背面パネル。いずれもなめらかで深さを感じる、“オトナ”な塗装が施される

 その人の仕事をサポートするという意味で、例えばスーツ姿を崩さないような薄型ボディは絶対必要。そして片方にPCや資料を持ったままでも片手でスマートに応答できるワンプッシュオープンも重要。そういったユーザーを常に意識しながら仕様を煮詰めていきました。

 背面の「QUAD FACE DESIGN」は、4つの異なる大きさに区切ったパネル面を階段状に構成した、非常に手がかかったものです。それぞれ異なる塗装処理を施しています。道具としての携帯電話にかなりのデザイン性を求めるユーザーに応えつつ、“前機種や他キャリアの機種と似ているね”と言わせないためのデザインを──ということで、ここにたどり着きました。

 デザイナーはオランダの画家 ピエト・モンドリアンの絵をイメージしたようです。シンプルながら、時には力強く、時には柔らかく、そして美しく。大変豊かな表情を演出してくれます。

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