ファン待望「Xiaomi 14 Ultra」日本投入のきっかけは“CEOへの要望” 20万円切りは「頑張った」

» 2024年05月10日 12時00分 公開
[石井徹ITmedia]

 Xiaomi Japanは5月9日、東京・日本橋で新製品発表会を開催した。フラグシップモデル「Xiaomi 14 Ultra」など、日本向けに投入する新モデルを披露した。

 会の終了後、Xiaomi Japanの大沼彰社長と、商品企画を統括するプロダクトプランニング本部長の安達晃彦氏が報道陣からの囲み取材に答えた。

Xiaomi Japan プロダクトデザイン本部長の安達晃彦氏(左)とXiaomi Japanの大沼彰社長 Xiaomi Japan プロダクトプランニング本部長の安達晃彦氏(左)とXiaomi Japanの大沼彰社長

 発表した製品は以下の通り。

スマートフォン

  • Xiaomi 14 Ultra
  • Redmi Note 13 Pro 5G
  • Redmi Note 13 Pro+ 5G

タブレット

  • Xiaomi Pad 6S Pro 12.4

スマートテレビ

  • Xiaomi TV A Pro 86
Xiaomi 左からXiaomi 14 Ultra、Redmi Note 13 Pro+ 5G、Redmi Note 13 Pro 5G、Xiaomi Pad 6S Pro 12.4

ファンの声に応えて「Xiaomi 14 Ultra」を投入

 「Xiaomi 14 Ultra」を日本に投入したことだ。ライカ監修のカメラを搭載した、Xiaomiの最上位モデルだ。2024年2月のグローバル版の発表から3カ月で日本市場へ投入された。

 Xiaomi Ultraシリーズは、カメラ特化型ハイエンドモデルとして3世代を重ねるシリーズだが、日本市場向けの投入は今回が初めてだ。

Xiaomi 14 Ultra Xiaomi 14 Ultra

 Xiaomi Japanは2019年末に日本市場に参入して以来、コストパフォーマンスに優れたミッドレンジ帯のモデルで実績を積み重ねてきた。2023年にはハイエンドモデルの「Xiaomi 13T Pro」をソフトバンクから発売するなど、製品ポートフォリオの厚みを増してきた。最新フラグシップの投入は、そのステップの積み重ねの着地点となった。

 14 Ultra投入のきっかけは、Xiaomiファンの声だった。X(旧Twitter)でXiaomiの雷軍CEOあてに、フラグシップモデルの日本投入を求めたファンに対し、雷氏は「検討します」と答えて注目を集めた。そこから半年で、実現することになった。

 Xiaomi 14 Ultraは基本的にはSIMフリー版のみでの販売となる。直販や量販店の他、au +1 Collectionの商品としてau ショップでも取り扱われる。大手キャリアで販売している他の機種と比べると、販売規模は限定される。

 販売台数が少ないため、日本向けのカスタマイズも最小限にとどめている。価格が上がったり、販売時期が遅らせたりしないようにおサイフケータイ(FeliCa)は搭載を見送った。

20万円切りは「頑張った」 購入しやすくなる仕組みも検討に

 Xiaomi 14 Ultraの価格は19万9000円(税込み、以下同)とスマホとしては高額だが、この価格設定は「正直、現状の為替を考えると頑張った」(大沼社長)としている。

Xiaomi Japan 囲み取材に答える安達氏と大沼社長

 Xiaomi 14 Ultraの海外版の販売価格は1499ユーロで、現状の為替で当てはめると25万円程度になる。日本版では別売オプションのカメラグリップ「Xiaomi 14 Ultra Photography-Kit」も購入者全員に無料で提供している。

 価格設定を抑えたとはいっても、スマホの支払い額としては高額だ。Xiaomi Japanとしては今後、月額払いなどスマホを購入しやすくする仕組みを検討したいという。

「Leica」ロゴのスマホが2メーカー並立に

 Xiaomi 14 Ultraはカメラ機能に全振りしたスマホだ。4眼カメラを備え、Photography Kitを装着してカメラのようなスタイルで撮影できる。このカメラは、独ライカが画質監修を行っており、Leicaロゴが印刷されている。

Xiaomi 14 Ultra Photography-Kit Xiaomi 14 Ultra Photography-Kitは、カメラグリップとバッテリーが一体化したオプション製品。装着すると、コンパクトデジカメのような見た目になり、レンズフィルターも付けられる

 一方で、日本ではシャープもライカと協業しており、5月8日はLeicaブランドを冠した「AQUOS R9」を発表している。Xiaomi 14 Ultraが日本発売となり、2つのメーカーからLeicaブランドのスマートフォンが同時に登場することになる

 2023年のXiaomi 13T Proでは、製品開発時にライカの画質監修を受けながら、日本向けモデルについてはLeicaロゴは使用せず販売していた。今回の新機種はXiaomiにとて日本での“Leica解禁”となった。

Xiaomi Japan Xiaomi Japanとしては初のLeicaロゴ付きモデルとなった

 ライカ側とのロゴ使用に関する取り決めの変更があったものとみられるが、大沼社長は「ロゴの使用はXiaomi本社とライカ側の交渉で決まったもので、Xiaomi Japanは関与していない」とコメントしている。

タブレットも高性能モデルを投入

 Androidタブレットでは、「Xiaomi Pad 6S Pro 12.4」を発売した。12.4型の144Hz 3Kディスプレイ、Snapdragon 8 Gen 2、120W急速充電などを備えた高性能モデルだ。

 Xiaomi 14 Ultraと連携し、スマホの画面をタブレット上に表示することもできる。価格はメモリ8GBモデルは6万9800円、12GBモデルは8万4800円と、性能比で割安に設定している。

Xiaomi Pad 6S Pro 12.4 Xiaomi Pad 6S Pro 12.4

 別売でデジタルペンやキーボードケースも販売しており、性能面ではiPad Airなどと比較するようなモデルとなっている。安達氏は「絶対金額としては、これまでで一番高いが、中身は期待を裏切らないものになっている」とコメントしている。

“買える”ポップアップストアを渋谷にオープン

 新機種の発売に合わせて、Xiaomiはポップアップストアを渋谷パルコで展開する。Xiaomi Japanは2023年末から2回に渡って実店舗でショーケースを展開していたが、今回は製品が実際に購入できるポップアップストアとなっている。

Xiaomi Japan 渋谷パルコでポップアップストアを展開する

 展開期間は5月25日〜9月1日。これまでのより長めに3カ月強に設定し、商品知識のあるスタッフを配置するという。商品数は40〜50点ほどで、電化製品以外の雑貨も少し取り扱うとしている。 

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年06月11日 更新
  1. スマホの“ミニ”外付けディスプレイが流行の兆し? 若者がインカメラではなく「アウトカメラ」で自撮りする理由 (2026年06月10日)
  2. IIJmioのスマホ大特価セール 中古「iPhone SE(第3世代)」が4980円、「OPPO Reno11 A」が9980円など (2026年06月09日)
  3. ドコモの通信障害に“AIエージェント”が先手 「SNSの投稿」も常時監視するオペレーションセンターの裏側 (2026年06月10日)
  4. 「それ、家じゃダメなの?」──スタバ長時間滞在に冷ややかな目 “スマホ操作”に“PCで仕事”も (2026年06月07日)
  5. JR東日本が2027年春から「二次元コード乗車券」を導入 近距離券売機での磁気券は順次廃止へ (2026年06月09日)
  6. あのシャープが「ウェアラブル」に参戦? スマホ「AQUOS」新製品予告 詳細は16日に発表 (2026年06月10日)
  7. ソフトバンクが「今回もやる」とGalaxy S26を月額1円で販売――販売方法を早急に見直さないと撤退を迫られるメーカーも (2026年03月08日)
  8. 「Pokemon GO Fest 2026:東京」のモバイル通信は快適だった? 初対策の楽天モバイルがピーク時に“最速”も記録 (2026年06月10日)
  9. iOS 27は「iPhone 11」以降で利用可能 iOS 26から据え置きで過去最大のiPhoneに対応 (2026年06月09日)
  10. あなたの街の「スマホ決済」キャンペーンまとめ【6月版】〜PayPay、d払い、au PAY、楽天ペイ (2026年06月08日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー