トレンドマイクロによると、「Pokemon GO」に近い名前を持つGoogle Play上の便乗アプリを調査したところ、紛らわしい名前を持つ便乗アプリが149件発見され、合計で3900万回以上ダウンロードされていることが明らかになった。
便乗アプリの種類を調べると、「ゲーム攻略ガイド、マニュアルなど」「ゲームに使用される、偽の GPS位置情報」「ユーザー間でコミュニケーションを図るための、ソーシャルネットワーキング用プラットフォーム関連」「その他、壁紙アプリやダウンローダーツールなど」に分類できる。
また、これらの便乗アプリの多くは何の機能も備えておらず、別のアプリのダウンロードへ誘導するだけのアドウェアであることも分かった。
「ポケコインを簡単に入手できる」「モンスターボールの数を設定できる」などのうたい文句でユーザーを誘引するアプリを解析したところ、実際にそれを可能にするようなボタンを押しても別のアプリのダウンロード画面に誘導されるだけで、うたう内容は虚偽だったとのことだ。
トレンドマイクロは、このような不正アプリの被害にあわないためには未知の開発者やサードパーティーのアプリストアからアプリをダウンロードしないことを推奨している。特に、課金アイテムを簡単に獲得できるなどの非現実的な機能でユーザーを誘引する手口に注意するよう呼びかけている。
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