ポケモンGOで犯罪に巻き込まれないために覚えておきたいこと:安全にプレイするには

» 2016年07月27日 06時00分 公開
[井上輝一,ITmedia]

 7月22日の日本発表から一週間弱、特に都心部で社会現象と言っていいほどのブームを巻き起こしているポケモンGO。一方で自動車の運転中にポケモンGOに夢中になるあまり、前の車に追突してしまうなど、周囲への注意を怠らせてしまう負の面も見えてきました。周囲への注意を怠ると、このような事故の他にもさまざまな犯罪やトラブルに巻き込まれる恐れがあります。具体的にどのような犯罪、トラブルが考えられるか、見ていきましょう。

ポケモンGOは楽しいですが…… ポケモンGOは楽しいですが……

ポケストップがスリ師の狩り場に?

スリ師の絶好の的? スリ師の絶好の的?

 ポケモンGOでは、現実世界の特徴的なオブジェクトが「ポケストップ」として、ゲーム中のアイテムを取得する場になっています。また、ポケストップに「ルアーモジュール」というアイテムを設置するとポケストップ付近に野生のポケモンがたくさん発生するため、それに釣られてポケモンより現実の人間が多く釣れる、という現象が人口密集地域の公園などで週末に見られました。

 すると、「屋外で突っ立ったまま周囲を警戒しない」という状況が生まれることになります。この状況を一番喜ぶのはスリ師ではないでしょうか。いくら日本の治安がいいとはいえ、窃盗事件の数が0というわけではありません。ましてや、このような油断した人間が多い場所があるのなら、犯罪者にとってスリを行いやすい「狩り場」となってもおかしくありません。

・かばんの口は開いたままになっていませんか? できれば、かばんは身体の前で抱えましょう。

知らず知らずのうちに嫌がらせに加担?

 上記の方法で、ポケストップの周辺には人を集めることがある程度できます。一般的にポケストップは公共の場所にあり、その場所に行くこと自体には何の問題もありません。しかし、場合によっては周辺施設に迷惑となることがあります。その問題提起の1つが、ラブホの上野さんによるブログ投稿です。「端的に言って、もしラブホテル街に『お客様ではない方』が集まってしまったら、我々の仕事は崩壊しかねません。」と、客がお店に入りにくい状況が発生しうることについて対策をしなければならないと書いています。

 他にも、人が集まることを嫌がる施設や民家に対する嫌がらせとして、その付近のポケストップにルアーモジュールを設置する人間がいないとも限りません。そのポケストップに集まる人々は、嫌がらせに加担していることを自覚せずにその場へ行くことになります。それ自体が犯罪であるとは言いづらいですが、嫌がらせを受けた側と現地でトラブルになる可能性もあります。

ここはポケモンGOをしていい場所でしょうか ここはポケモンGOをしていい場所でしょうか?(ポケモンセンターメガトウキョーなので問題ありません)

・そこはゲームをしていい場所ですか? 知らない場所に行く時は、どんな場所か事前に情報を収集しましょう。

スマホ当たり屋のターゲットに?

 これは筆者の実体験ですが、いまだに「当たり屋」というものは存在します。向こうから肩をぶつけてきて、「お兄さん何か言うことあるんじゃないの? 手に持ってたスマートフォンが落ちちゃって起動しないんだけど」といった具合で「誠意」の対応を迫ってきます。私の場合は前を見て歩いていましたし(それでも向かってくる肩を避けるのは困難でした)、最終的には「じゃあ警察を呼びましょうね」という提案で穏便に解決しました。ポケモンGOに気を取られているばかりでは、このようなトラブルが降ってきた時に弱気の対応になる恐れがあります。

・歩きながらポケモンGOをプレイしていませんか? プレイ時には周りを見つつ立ち止まり、トラブルが降りかかった際に不利な状況を作らないようにしましょう。


ポケモンGOをするなということではない

現実世界でポケモンを見つけるのはとても興奮しますが、その瞬間が油断にもなります 現実世界でポケモンを見つけるのはとても興奮しますが、その瞬間が油断にもなります

 このように、ポケモンGOに気を取られて周囲への注意を怠ると、犯罪やトラブルに巻き込まれてしまうかもしれません。ポケモンGOをプレイするのがいけないわけではありません。周囲への注意、確認を怠るのがトラブルの元だということです。

 他の一般的なゲームと違い、ポケモンGOは安全な屋内で遊ぶことを前提としていません。屋外には、広大な冒険マップがあるのと裏腹に、危険も隣り合わせで存在することをプレイヤーは頭の片隅に置いておくべきでしょう。

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