2016年も残りわずかというところ。学校も会社もさすがに冬休みに入ったことかと思います。
年末にやることと言えば大掃除。普段は掃除しない部屋の隅まで掃除するものですよね。
ではインターネット上の自分の居場所、SNSについてはどうでしょう。「いい加減これはフォローしなくていいな」「グループに加わってはいるけれど、もうこの人たちと接点ないし……」など、もう不要なつながりも放置しがちになってはいませんか?
せっかくですから、年末ということでこの際SNSも大掃除してさっぱりした状態で年明けを迎えてみてはいかがでしょうか。
まずは基本から押さえていきましょう。Facebookは知り合いとつながるのが便利な反面、初期状態では自分のメールアドレスや電話番号を知っている人なら誰からでも自分を検索できてしまう状態です。
これは設定で範囲を変えられるので、「プライバシー設定」から「私を検索できる人」を確認してみましょう。
Facebookの友達関係は切りたくないけれど、その人の投稿が攻撃的であまり見ていて気持ちのいいものではない、非表示にしたい、というシチュエーションもあるでしょう。そんな時は、該当する投稿の右上から「投稿を非表示」をタップします。その人の全ての投稿を非表示にしたいときは「○○のフォローをやめる」を選びましょう。友達関係は外れることなく、その人の投稿だけを非表示にできます。
Facebookを活用している人はメッセージのやりとりにFacebook Messengerを使用している人も多いと思います。Facebook Messengerはスレッド個別にミュートが可能です。一時的なミュートの他、再びオンにするまでの永久ミュートもできます。
Twitterで特定の人を見ないようにするにはいくつかの方法があります。
一番単純なのはフォローを解除することですが、相手も自身のフォロワー欄を見ればフォローが外れたことが分かりますし、そこから相手が何かアクションしてくる可能性もあります。
ブロックした場合はフォロー関係が解消された上で直接のリプライなどができなくなりますが、相手に明確な拒絶の意思が伝わってしまうので別のアカウントからまた何かアクションがある可能性もあります。
できるだけ相手に伝わらないよう穏便に非表示にする手段がミュートです。この場合、フォロー関係はそのままでその人のツイートをタイムライン上で非表示にすることができます。相手からリプライなどがあった時はその通知は来るので、強制的にシカト状態にもなりません。
人間関係がこじれると面倒な相手にはミュート、そうでなければフォロー解除、あるいはブロックとなります。
また、その人のツイートは見たいけれどRT(リツイート)が大量でうるさい、という場合にはRTのみを非表示にすることもできます。ユーザーのプロフィール欄から「リツイートは表示しない」を選択しましょう。
LINEに関しては「友達」関係が相互ではなく、ブロックしてしまえば相手には通知されずにトークを一切非表示にできるので、連絡の必要がない相手ならがんがんブロックしてしまって問題ありません。
問題なのはグループLINEです。もう興味がないグループLINEを非表示にしても、ホーム画面のLINEアイコンに未読通知のマークがついてしまうので厄介です。かといって退会すると「○○が退会しました」とトーク上に出てしまいます。
これに関してはどうしようもないので、大掃除ということで潔く退会するのもありではないでしょうか。退会するにしても悪あがきをしたいのであれば、名前を変えてから退会すれば「○○が退会しました」の○○の部分が従来の自分の名前ではなくなるので特定をある程度避けられる可能性があります。
しかし、他のメンバーが自分の表示名を編集していた場合、自分が名前を変えても表示には反映されないのでやはり退会したことはバレます。
やはりこれに関しては、潔く退会するのが良さそうです。
以上、Facebook、Twitter、LINEの整理の際に参考にしてみてください。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.