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サイボウズ、クラウド型グループウェア「Garoon」発売 部門横断プロジェクトを支援

» 2011年12月05日 14時51分 公開
[本宮学,ITmedia]
photo 青野慶久社長

 サイボウズは12月5日、クラウド型グループウェアサービス「Garoon on cybozu.com」の提供を開始した。同サービスはパッケージ版「Garoon」の機能を強化したもので、同社のクラウド基盤「Cybozu.com」から提供される。利用料金は1ユーザー当たり800円/月(税別)から。

 Garoon on cybozu.comでは新たに、ユーザー同士の部門横断的なコミュニケーションを促進するという「スペース」機能を搭載した。ユーザーはGaroon上に共通の場(スペース)を作成して必要なメンバーを追加することで、(1)メンバー間でのディスカッション、(2)ToDoリストの共有、(3)ファイルの共有――などが可能になるという。

 スペース機能ではこのほか、業務アプリ作成サービス「kintone」との連携機能も搭載した。ユーザーはkintoneで作成したアンケートシステムや売り上げ管理システムなどを、スペース上に張り付けて利用できるようになっている。

 同社の青野慶久社長は「イノベーションを生み出すチームの共通点は“組織横断型”のコミュニケーションにある」と説明。ユーザーがスペース機能を利用して部門横断的にプロジェクトを推進することで、新製品の開発やサービスの改善などに生かせると強調した。

photophoto 「スペース」利用イメージ(左)、「Garoon on cybozu.com」利用イメージ(右)

 また、Garoon上のどの画面からでも自分宛ての通知を確認できる「固定ヘッダ」を追加したほか、無料で提供する専用スマートフォンアプリおよびタブレット端末のWebブラウザ経由でも利用できるようにした。

 ブイキューブのWeb会議サービス「V-CUBEミーティング」との接続オプション機能も搭載した。ユーザーはWeb会議室を1部屋当たり5万円/月(または58万8000円/年)で利用でき、Garoonの設備予約画面上でV-CUBEミーティングのWeb会議室を選択できるようになるという。

 Garoon on cybozu.comの価格は、300人までのプランでは1人当たり845円/月または9935円/年。301〜1000人のプランでは1人あたり800円/月または9405円/年(全て税別)。1001人以上の場合は個別見積もり。

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