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» 2018年07月09日 10時00分 公開

大正時代から続く老舗バス会社がIT化を進めたら 役員会議はどう変わる?

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 1926年(大正15年)に創業した老舗バス会社――と聞いて、どんな会社を想像するだろうか。「地域住民にとってなくてはならない存在」と言われれば、もちろんそうだ。北海道帯広市に本社を置く十勝バスは、広尾、千歳、函館に営業所を構え、関東1都6県がすっぽり入るほどの広大な地域の「生活の足」として、道民たちを100年近く支え続けてきた。

 一方、十勝バスが他の老舗バス会社と大きく異なる点もある。同社は積極的に“IT化”を推進している企業でもあるのだ。

photo 北海道民の生活を支える「十勝バス」

 例えば、現在運行している105台のバスには格安SIMを搭載したスマートフォンを設置。スマホから約5秒ごとに位置情報をクラウド送信しているため、バス利用者は乗りたいバスが今どこにいるか、いつ到着するかなどの情報をスマホアプリでリアルタイムに確認できる。これにより、普段バスに乗らない地域住民や観光客なども、安心してバスを利用できるようになったという。

photo 運行情報を提供するスマートフォンアプリ「もくいく」

 IT化しているのは乗客向けの取り組みだけではない。社内でもモバイル端末やグループウェアを導入している他、ドライバーたちの健康管理やアルコールチェックを行う「点呼」も、対面からモバイル端末を使った「IT点呼」への切り替えを検討。各種業務の効率化を進めているという。

 そんな十勝バスが、最近になって新たにIT化できた業務がある。それは「役員会議」だ。従来はどんな課題を抱えていたのか。それが今、どのように変わったのか。同社の藤田昭好さん(常務取締役)と本間雅崇さん(管理本部総務部総務課 課長)に聞いた。

役員会議はスケジュール調整が難しい

 月例役員会議に参加しているのは、藤田さんを含めた5人。人数はさほど多くないが、参加者が離れた営業所にいたり出張していたりと、従来は「スケジュールが合わないため会議をなかなか行えず、経営判断が遅れがちだった」と藤田さんは振り返る。

photo 十勝バスの藤田昭好常務取締役

 もともと役員同士のコミュニケーションにはLINEを活用しており、通常のやりとりならばそれで事足りた。しかし、経営判断が必要になるような内容を、相手の顔が見えない状態で相談するのは難しかった。「相手が自信を持って報告しているか、不安に感じているかといったニュアンスをくみ取るには、テキストや音声だけでは不十分。物理的に1カ所に集まれないのであれば、Web会議が必要だと感じていた」(藤田さん)

 そこで同社はまず、無料のWeb会議サービスの導入を検討。だが、同じ無料サービスを利用したことのある人から「タイムラグがあり、会話のタイミングが合いにくい」などの感想を聞き、導入には至らなかったという。

 対面と遜色のないコミュニケーションができるビデオ会議ツールはないか――。そう考えていた時、野村文吾社長が出合ったのが「V-CUBE ミーティング」だった。連れ立って出張に行っていた他社の社員がV-CUBE ミーティングを使っており「これはいい」と感じたという。

 その後IT商材の展示会で藤田さんと本間さんも「V-CUBE ミーティング」を発見。展示会では会場とブイキューブのオフィスをつないだデモンストレーションが行われており、タイムラグの少なさや音質、そして何より高い画質に感銘を受けたという。海外でも利用したいというニーズも、V-CUBE ミーティングは満たしていた。

 後日、システム関連業者にその話をしたところ、十勝バスでデモを実施してもらえることに。改めてV-CUBE ミーティングを見た野村社長が「この画質ならいける」と判断し、導入を決めた。

Web会議で経営判断もスピーディーに

 現在、十勝バス社内でV-CUBE ミーティングを利用できるのは、出張や移動の多い野村社長と藤田さん、そして本部に置いた端末の3アカウント。役員会議での利用にはそれで十分だという。

 使い勝手は上々のようだ。藤田さんは「出張先など回線品質が悪い時でも画像の鮮明さが失われないし、音声のズレもない」と話す。野村社長が海外出張先で利用した時もスムーズにWeb会議が行え、外部のコンサルティングにゲストとして参加してもらった時も、違和感なく利用してもらえたという。

 役員会議だけでなく、急ぎの相談にもWeb会議が活躍している。「実は最近、別のバス事業社を買収したばかりで、その企業を訪問中に社長判断を仰ぎたいことがあった。メールやLINE、電話で第一報は伝えたが、こちらのニュアンスや社長がどう考えているのかは伝わりにくくて……」と藤田さん。そこでV-CUBE ミーティングを使い、お互いの表情を確認しながら話し合ったという。

 「経営判断と意思決定がスピーディーになったのを実感した出来事だった。やはり、顔が見えること、細かい表情まで分かること、対面している時のように会話ができることは大きい」(藤田さん)

 藤田さんは今後、買収した企業の業務に重きを置き、そちらに常駐することになる。十勝バスの経営会議には買収先企業から参加する予定だ。「もちろんそこでもV-CUBE ミーティングを使おうと思っている」(藤田さん)

Web会議は、有事の経営判断や人材確保にも

 十勝バスのWeb会議利用は役員会議や相談だけにとどまらない。同社は今後、交通事故など有事の際にもV-CUBE ミーティングを利用できないかと考えているという。

 北海道は降雪時期に交通事故が起きやすい。十勝バスはここ数年大きな事故に見舞われていないが、もし事故が起きた場合、写真を添付したメールや電話などで現場の状況を本社に伝えることになる。その際に、乗務員がV-CUBE ミーティングのアプリを入れたスマホを持っていれば「乗員、乗客の負傷度合いや車両の状況などをリアルタイムで伝えられ、本社がどう動けばいいかスピーディーに判断できる」(藤田さん)と見込んでいる。

photo 十勝バスの本間雅崇課長

 一方、総務に加えて人事も担当している本間さんは別の使い方を考えているという。「運送業界では人手不足が続いている。いい人がいれば、道内だけでなく全国から採用したい。SNSなどで募集を拡散し、関心を持ってくれた人を遠隔面接することが、V-CUBE ミーティングなら実現できる」(本間さん)

 求職者から話を聞きたいという希望があれば、すぐにWeb会議のゲスト用URLを発行し、顔を見ながら遠隔で面談するといった使い方を検討しているという。「応募書類だけで次のステップに行くのはなかなか難しい。こういう使い方ができれば、人材確保もスピーディーに行えるのではないか」(本間さん)

 V-CUBE ミーティングの活用範囲の広がりに合わせ、将来的にはアカウント数の増加も視野に入れているという。「部下たちも役職が上がれば、アカウントが必要になってくる。そうやって利用者の裾野が広がり、使い慣れていけば、災害時などでも慌てずに対応できるはず」(藤田さん)

 道民の足、道民の生活になくてはならないインフラとして活躍する十勝バスは、時代に合わせて変化しながら、今日も走り続けている。

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