フルモデルチェンジでより薄く、よりコンパクトに――サイバーショットU DSC-U40(1/3 ページ)

» 2004年01月07日 12時05分 公開
[荻窪圭,ITmedia]

新ジャンルを創出したサイバーショットUがフルモデルチェンジ

 2002年にカシオのEXILIMとほぼ同時期に登場し、超小型常時携帯デジカメという新ジャンルを作り上げたのが「サイバーショットU DSC-U10」だ。その後「DSC-U20」「DSC-U30」と基本デザインはそのままに進化し、2003年には「DSC-U50」、「DSC-U60」という異なったコンセプト、異なったデザインのバリエーションまで登場した。

 そしてとうとう、主力機だったU30もフルモデルチェンジを遂げることになったのである。それが今回登場した「DSC-U40」だ。U50とU60が出た時、なぜ40をとばしたのだろうと思ったが、これが控えていたからだったのだ。

 U10からU30までは手のひらにぎゅっと握れるスティックスタイルが特徴で、背は低いが厚みがあるそのデザインは、バッグの中に転がしておくにはよいが、ポケットに入れるとちょっとかさばるという欠点があった。逆にいえば、ポケットに入れると収まりがよいEXILIMと、ポケットよりバッグに無造作に入れておきたいサイバーショットUという差異があったわけだ。だが、サイバーショットPシリーズが年々薄くなり、さらに薄型をウリにした「サイバーショットT DSC-T1」が登場するという情勢の中で、サイバーショットUも薄くなったのだ。それがU40と思ってよい。

サイバーショットU DSC-U40の主要スペック

有効画素数210万画素
レンズ33mm相当(35mm換算)、F2.8
ズーム単焦点
最大画像解像度1632×1224ピクセル
記録メディアメモリースティックDuo、メモリースティックPRO Duo
バッテリー単4形ニッケル水素充電池×2、単4形アルカリ電池×2
サイズ幅82.8×高さ39×奥行き20.9〜26mm
重量83g(本体のみ)
 デザインコンセプトは、フラッシュが細く横長になるなど、同日に発表されたT1と似ている。

記録メディアにメモリースティックDuoを採用

 具体的にU30とU40の違いを見ると、すべてにおいてU40は小型化されている。薄さを中心に、全体を小さくした感じだ。幅は2.2ミリ、高さは0.7ミリ、奥行きは3.7ミリ減少した。重さも89グラムが83グラムへと6グラム減っている。手で持った感触でも、薄くなったと感じるほどだ。

 もう一つの大きな違いは、記録メディアである。小型化と同時にメモリースティックDuoが採用されたのだ。T1でもメモリースティックDuoを採用しており、小型機には今後メモリースティックDuoを採用するというソニーの方針を感じる。それ以外の基本構造は、今までのUシリーズから大きな変化はない。

 CCDは1/2.7インチの210万画素。レンズは単焦点で33ミリ相当と、他の単焦点カメラに比べるとちょっと広角気味なのが、なかなか使いよい。明るさはF2.8だ。

 このサイズでありながらきちんとAF機構を搭載しているのも立派だ。しかも10センチまで自動的にピントが合うシームレスマクロなので、マクロモードに切り替える必要がないという設計もよい。Uシリーズのように常時携帯するカメラだと、遠くのものから近くの小物まで何でも撮ることになる。その時シームレスで全体にピントが合うのは、ストレスがなくて気持ちよいのだ。もっと評価されるべき点だろう。

 起動は高速で1秒ちょっと。レンズカバーを開くと自動的に電源が入る点や、上部に電源スイッチを別途備えている点はUシリーズの伝統だ。右手で持って少し指を伸ばせばさっとレンズカバーを開けられる機動力はよい。ただ、撮影間隔は2.7秒(1632×1224ピクセル時)とあまり早くはないのは残念である。

レンズカバーを指でさっとスライドさせるとレンズが現れ、電源が入る。カバーの動きはなかなか気持ちよくて、スイッチを入れるのが快適だ。これはすばらしい
上面には、モード切替スイッチ、シャッター、電源ボタンがある。再生だけしたい時は、この電源ボタンでスイッチを入れればよい。側面もなかなか高級感がある
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