CPU、チップセット、メモリ周り、そしてビデオチップとデスクトップのハイエンドパーツに匹敵するパーツを搭載するInspirn9100は、これまでノートPCのパフォーマンスで弱点とされたハードディスクでも、5400rpmとデスクトップ用エントリークラスドライブと同じ回転数のドライブが用意されている。
BTOの選択肢では、容量40Gバイトから、60Gバイト、80Gバイトが用意されている。容量では100Gバイト超えが当たり前となっているデスクトップにかなわないが、着脱式の「メディアベイ」に装着できるセカンドハードディスク(容量は40Gバイトに限られる)がBTOのオプションとして用意されている(ただし、この状態では、同じメディアベイに光ディスクドライブは装着できない)。
なお、メディアベイに装着できる光ディスクドライブとしてBTOで用意されているのは、DVD-ROM/CD-RWコンボドライブ、DVD+RWドライブ、DVD±RWドライブの3種類。また、ワイヤレスネットワークのオプションもほかのInspironシリーズと同様に802.11b/gに対応したTrue Mobilie 1300ワイヤレスLAN miniPCIカードがあるほかに、Bluetoothモジュールも用意されている。ちなみに、Bluetoothと無線LANモジュールは排他ではなく、どちらも筐体内に内蔵できるようになっている。
今回、評価したInspiron 9100のパーツ構成は以下のものだ。
CPU | Pentium 4/2.80E GHz |
---|---|
メモリ | 1Gバイト |
HDD | 60Gバイト |
ディスプレイ | 15.4インチワイド液晶パネル(最大解像度1920×1200ドット |
なお、評価機に搭載されていたハードディスクは、デルのオーダーサイトで説明されている「5400rpm」のドライブではなく、7200rpmのHTS726060M9AT00が搭載されていた。このドライブは米国で販売されているInsprion 9100ではBTOの選択肢として用意されているが、日本では5400rpmのドライブに限られている。デルに確認したところ、ドライブの調達数が限られているため、日本で7200rpm搭載モデルを出す予定はないそうだ。米国サイトでオーダーする手もあるが、オーダーしたサイトの国内納入が原則なので、こちらも現実的ではない。
今回測定したベンチマークテストは、この7200rpmのドライブを組み込んだ状態での結果であるので、ストレージ周りのデータは参考記録として考えて欲しい。
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