MOBILITY RADEON 9700とPrescottコアPentium4のハイパフォーマンス――デル Inspiron 9100(2/3 ページ)

» 2004年04月01日 09時38分 公開
[長浜和也,ITmedia]

 CPU、チップセット、メモリ周り、そしてビデオチップとデスクトップのハイエンドパーツに匹敵するパーツを搭載するInspirn9100は、これまでノートPCのパフォーマンスで弱点とされたハードディスクでも、5400rpmとデスクトップ用エントリークラスドライブと同じ回転数のドライブが用意されている。

 BTOの選択肢では、容量40Gバイトから、60Gバイト、80Gバイトが用意されている。容量では100Gバイト超えが当たり前となっているデスクトップにかなわないが、着脱式の「メディアベイ」に装着できるセカンドハードディスク(容量は40Gバイトに限られる)がBTOのオプションとして用意されている(ただし、この状態では、同じメディアベイに光ディスクドライブは装着できない)。

 なお、メディアベイに装着できる光ディスクドライブとしてBTOで用意されているのは、DVD-ROM/CD-RWコンボドライブ、DVD+RWドライブ、DVD±RWドライブの3種類。また、ワイヤレスネットワークのオプションもほかのInspironシリーズと同様に802.11b/gに対応したTrue Mobilie 1300ワイヤレスLAN miniPCIカードがあるほかに、Bluetoothモジュールも用意されている。ちなみに、Bluetoothと無線LANモジュールは排他ではなく、どちらも筐体内に内蔵できるようになっている。

ハードディスクはパックに収納されユーザーでも簡単に引き出せる。DVD+RWドライブは換装可能な「メディアベイ」になっており、デルが用意している各種デバイスを搭載可能
裏面は、ほかのInspironシリーズ同様、メモリスロットとminiPCIにアクセスできる。メモリスロットは2本用意され、最大で2Gバイトまでメモリを搭載できる

 今回、評価したInspiron 9100のパーツ構成は以下のものだ。

CPU Pentium 4/2.80E GHz
メモリ 1Gバイト
HDD 60Gバイト
ディスプレイ 15.4インチワイド液晶パネル(最大解像度1920×1200ドット

 なお、評価機に搭載されていたハードディスクは、デルのオーダーサイトで説明されている「5400rpm」のドライブではなく、7200rpmのHTS726060M9AT00が搭載されていた。このドライブは米国で販売されているInsprion 9100ではBTOの選択肢として用意されているが、日本では5400rpmのドライブに限られている。デルに確認したところ、ドライブの調達数が限られているため、日本で7200rpm搭載モデルを出す予定はないそうだ。米国サイトでオーダーする手もあるが、オーダーしたサイトの国内納入が原則なので、こちらも現実的ではない。

 今回測定したベンチマークテストは、この7200rpmのドライブを組み込んだ状態での結果であるので、ストレージ周りのデータは参考記録として考えて欲しい。

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