米Intelは好調な売れ行きを示しているCentrinoの成功を足掛かりとして、コードネーム「Sonoma」と呼ばれる次世代のCentrino立ち上げにつなげたい考えだ。
同社モバイルプラットフォーム部門副社長兼ジェネラルマネジャー、アナンド・チャンドラシーカ氏は「Sonomaでは、最初のCentrinoプラットフォームで達成したよりもさらに多くの(ノートPC)設計が立ち上げられると期待している」と語り、Sonomaが今年下半期に投入される時点で、これを基盤としたノートPC 50種類以上の出荷準備が整う予定だと言い添えた。
Sonomaはいくつかの点で、現行のCentrinoとは異なっている。コードネーム「Dothan」と呼ばれるPentium Mのアップデート版は90ナノメートルプロセスで製造予定。Dothanは今四半期中に出荷予定で、2Mバイトのオンチップキャッシュを搭載、533MHzのフロントサイドバスを備える。
このほかSonomaには、コードネーム「Calexico 2」と呼ばれるアップデート版のWLANチップセットが組み込まれる。Calexico 2は消費電力を抑え、ソフトインタフェースを強化、802.11a/b/gに対応する。
さらにチップセットもコードネーム「Alviso」と呼ばれるアップデート版を採用。このチップセットにはIntelのHigh Definition Audio技術を採用し、Display Power Saving Technologyの強化版を組み込んでノートPCのディスプレイが消費する電力をさらに削減する。
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