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» 2004年04月27日 10時58分 UPDATE

なんと言っても約990グラムで9時間駆動はすごい――松下 Let'snote R3 (1/2)

軽量・コンパクトを特徴とするノートPCの中で、安定して高い人気を誇る「Let'snote LIGHT Rシリーズ」に新機種「R3シリーズ」が登場した。約990グラムを維持しながら9時間ものバッテリー駆動を誇るなど、Rシリーズはさらに進化している。

[浅井研二,ITmedia]

モデルチェンジしてRシリーズが新登場

 軽量・コンパクトを特徴とするノートPCの中で、安定して高い人気を誇る「Let'snote LIGHT Rシリーズ」に新機種が登場した。5月21日に発売開始される「R3」である。ご存じの通り、登場以来Rシリーズは細かな仕様変更を加えたマイナーバージョンアップを何度も行っている。ただし、きわめて大きな変更というのはなく、「R1」から「R2」へのモデルチェンジに際しても、インテルのCentrino採用にとどまった。

 しかし、今回は違う。一見して、これまでとはまったく異なる印象を醸し出している。本体は幅229×奥行183.5×高さ24/41.6ミリと、これまでで最小の底面積を実現した。実は従来のサイドパーツの部分が取り除かれ、幅が11ミリ狭くなっただけにすぎないのだが、これが数字以上に効いているのか、非常に小さくなったように感じられる。

ki_r3_01.jpg 新しく発表された「Let'snote LIGHT R3シリーズ」。今回はITmedia仕様の「赤天板」モデルで紹介する

 最も象徴的なのはバッテリーのサイズだ。これまでは、5時間駆動という性能からすると意外なほどスリムなタイプ(4セル)だったが、これがより大きなもの(6セル)に変更された。バッテリーの重量自体は約210グラムから約310グラムへと約1.5倍になったが、容量は4.4Ahから7.2Ahへと、63%もの性能向上を果たしている。

 しかも、それでも本体全体の重量は約990gと、以前と変わらない。ボディのマグネシウム合金をさらに薄肉成型し、また、LCDフレームも薄型にするなど、バッテリー以外の部分での軽量化を行ったためだ。実際、天板部分を軽く叩いてみると、かなりの薄さを実感できる。やや不安に感じるほどだが、もちろんボンネット構造で強度的には問題ないという。

 ではその結果、駆動時間はどうなったのかというと、9時間ものロングライフを果たしている。今回は試作機ということでベンチマークテストは実行できなかったが、参考のために書いておくと、前回のR2のレビューとまったく同じ、無線LAN経由でのストリーミングビデオ再生を行ったところ、4時間以上再生が可能だった。カタログスペックの「9時間」というのはかなり理想的な環境下での話だろうが、実際の使用でも少なくとも従来の1.6倍以上は期待できるのだろう。

 また、バッテリーが大きくなったのに合わせ、本体形状も様変わりした。従来は本体はほぼ完全な板状で、バッテリー部分だけがポコッと出てスタンドの代わりにもなっていたのだが、新しい筐体では底面全体がなだらかな斜面になっており、横から見ると楔形だ。デザイン的には従来のほうがスリムでよいという人もいれば、今回のややずんぐりとしたボディに愛嬌というか、魅力を感じる人もいるだろう。

ki_r3_02.jpg 新しい筐体では底面全体がなだらかな斜面になっており、横から見ると楔形だ

 なお、基本性能の面でも着実に向上している。超低電圧版Pentium Mプロセッサ/1.1GHzを採用したほか、メモリは最大768Mバイトまで拡張可能(標準256Mバイト)だ。もちろん、無線LANはIEEE802.11b/g対応となっている。

ki_r3_07.jpg AC電源もコンパクト
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