ソニーは5月10日、東京・上野にある東京国立博物館で発表会を開催し、新しいVAIO、10製品52機種を発表した(関連記事参照)。
発表会の席上、IT&モバイルソリューションズネットワークカンパニー NCプレジデントである木村敬治氏は、「97年にVAIOを発表してから7年間、『PCでAVを楽しむこと』にチャレンジし続けてきた。当時はPCもビジネスユースが中心であったが、いまやPCの性能が向上するとともに環境も整い、ネットワーク経由で音楽を楽しむことは当たり前になってきた」と、これまでVAIOが目指してきた方向性に向かって、PC全体が進化してきたと強調。自らこの幕を引き、これからは「VAIO第2章」としてVAIOブランドを発展させていく、と述べた。
新VAIOが目指すコンセプトは「生活のあらゆる場面で高品質な映像、音楽を簡単に楽しめる『高次元なAV体験』」とのこと。このコンセプトは「Do VAIO」と名付けられ、PCだけでなく、PCと連動するさまざまなネットワークAV商品もVAIOブランドが名乗られることになる。
「VAIO第1章のスタート時は、高いクオリティの音楽はPCでは扱えなかった。しかしブロードバンド化により、環境は大きく変わった。第2章のテーマは、AVとPCの壁をはがし、一段高いAV体験ができる商品群を作ることだ」(木村氏)
新VAIOは5月15日より順次発売予定。
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