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» 2004年05月11日 14時21分 UPDATE

乾電池で長時間駆動が可能な400万画素デジカメ――松下 LUMIX DMC-LC70 (1/3)

 松下電器産業の「LUMIX DMC-LC70」は、単3アルカリ乾電池で動作する初心者向けのコンパクトデジカメだ。最近は、専用リチウムイオン電池で動作する製品が増えてきているが、入手性の高い乾電池で動作するDMC-LC70なら、電池切れの際にも安心だ。

[石井英男,ITmedia]

ボディデザインが一新され、よりコンパクトに

 「LUMIX DMC-LC70」(以下、LC70)は、400万画素CCDと光学3倍ズームレンズを搭載しており、2003年8月に発売された「LUMIX DMC-LC43」(以下、LC43)の後継機となる。

 ボディデザインも変更されており、LC43のサイズは96(幅)×65.5(高さ)×34(奥行き)ミリで、重量は約170グラム(本体のみ)であったのに対し、LC70のサイズは、87.5(幅)×65.4(高さ)×35.3(奥行き)ミリで、重量は約162グラム(本体のみ)。奥行きと高さはほぼ同じだが、横幅が8.5ミリ短くなり、重量もわずかに軽くなった。

 また、LC43では、ボディカラーがシャンペンゴールド1色であったが、LC70では、シャンペンシルバー、セルリアンブルー、コーラルピンクの3色が用意されているので、好みに応じて選ぶことができる。

ki_lc70_01.jpg 旧モデルに比べて、横幅が8.5ミリ短くなっている。ちょっとずんぐりした印象だ

 エントリー向けモデルという位置付けなので、操作ボタン類もそれほど多くない。上面にはスライド式の電源スイッチとシャッターボタン、ズームレバーがあり、背面には、上下左右に押せるカーソルボタンと単写/連写切り替えボタン、モードダイヤル、MENUボタン、DISPLAYボタン、削除/FOCUSボタンが用意されている。操作体系はわかりやすいが、電源スイッチがやや小さいのが気になった。

 撮像素子としては、1/2.5インチCCDを搭載。有効画素数は約400万画素である。レンズとして、光学3倍ズームレンズ(35ミリフィルム換算35〜105ミリ)を採用。「ライカDC VARIO-ELMARITレンズ」と呼ばれる、ライカカメラのデジタルカメラ用の第2世代レンズで、歪曲収差が少なく、開放絞りもF2.8と明るい。また、3倍のデジタルズーム機能も装備しており、光学ズームとあわせて9倍相当となる。

 画像生成エンジンとして、独自の「VENUSエンジン」を搭載していることも特徴だ。VENUSエンジンでは、原色CCDのR画素やB画素からも輝度信号を生成できるため、斜め方向の解像度が向上する。

 液晶ディスプレイには、1.5インチ低温ポリシリコンTFT液晶が採用されている。サイズがやや小さめなのが残念だが、発色は鮮やかである。

ki_lc70_02.jpg 上面には、電源スイッチとシャッターボタン、ズームレバーが用意されている
ki_lc70_03.jpg 背面には、カーソルボタンと単写/連写切り替えボタン、モードダイヤル、MENUボタン、DISPLAYボタン、削除/FOCUSボタンが用意されている

 記録媒体としてはSDメモリーカードを採用している。16MバイトのSDメモリーカードが付属しているが、実用的に使うのなら、別途大容量SDメモリーカードが必要になるだろう。

 記録画素数は、2304×1728ピクセル/1600×1200ピクセル/1280×960ピクセル/640×480ピクセル/1920×1080ピクセルから選択できる。1920×1080ピクセルのみ、他とアスペクト比が違い、かなり横長であるが、これはハイビジョンテレビへの出力を意識した解像度である。画像の圧縮率(クオリティ)は、ファインとスタンダードの2段階で切り替えが可能だ。

ki_lc70_04.jpg 記録媒体として、SDメモリーカードを採用。16MBのSDメモリーカードが付属する

電池寿命を延ばす「エコモード」を搭載

 LC70は単3アルカリ乾電池2本で動作するが、従来のLC43に比べて省電力化が図られており、約45%も電池寿命が延びている。CIPAが定めた測定方式で、液晶オン時で約160枚、液晶オフでは約400枚の撮影が可能だ。また、オプションのニッケル水素電池を利用すれば、液晶オン時で約320枚、液晶オフでは約850枚もの撮影が可能になる。

 また、LC70には新たに「エコモード」と呼ばれる省電力モードが追加されている。モードダイヤルをエコモードにあわせることで、液晶のバックライトの輝度をやや下げるとともに、一定時間経過後に液晶を自動的にオフにすることで、電池寿命をさらに約25%延ばすことができる。

 エコモードは、15秒間何も操作しない場合に液晶をオフにする「LEVEL1」と、LEVEL1に加えて、撮影後5秒間何も操作しない場合に液晶をオフにする「LEVEL2」の2つのモードが用意されている。

 起動時間は約1.8秒で、沈胴式レンズ採用機としては高速なほうだ。

ki_lc70_05.jpg 単3アルカリ乾電池2本で動作するほか、オプションのニッケル水素電池を利用することも可能だ
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