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» 2004年05月20日 17時40分 UPDATE

カノープスが放つ低価格キャプチャカードの実力は?――QSTV2004 (1/2)

「QSTV2004」は、ロープロファイル対応、ソフトウェアエンコードベースといったスペックに加えて、各種の画質改善回路を搭載しているTVチューナー付きビデオキャプチャカードだ。前モデルの「QSTV15」と比べて、録画視聴ソフトウェアを「FEATHER2004」へと変更したのが、主な変更点となっている。

[小林哲雄,ITmedia]

 カノープスの主力製品の一つがTVチューナー付きビデオキャプチャカードだが、今年の第2段として、リーズナブルな価格帯の「QUOSYS」ブランドとして3製品が発表された。そのなかの1製品が「QSTV2004」だ。

ki_qstv01.jpg リーズナブルな価格帯のTVチューナー付きビデオキャプチャカード「QSTV2004」

 ハードウェア自体は従来販売されていた「QSTV15」と同様、ロープロファイル対応、ソフトウェアエンコードベースといったスペックに加えて、各種の画質改善回路を搭載しているもので、録画視聴ソフトウェアを「FEATHER2004」へと変更したのが、主な変更点となっている。価格はオープンだが、推定小売価格は1万3000円前後と、QSTV15(1万4000円前後)よりも安価となっている。

 ボードはいわゆる“2階建て基板”ながらロープロファイル対応(交換用ブラケット付)で、ボード長も120ミリと短く(似たようなスペックのアイ・オー・データ機器GV-BCTV7は158ミリ)、ミドルタワーから薄型のブック筐体まで幅広く対応する。コンポジット/S端子も付いているので、ビデオデッキなどと接続しての入力にも対応している。

ki_qstv02.jpg ロープロファイル対応ながらコンポジット/S端子も配置されている

 画質改善回路は、ゴーストリデューサー(NEC D64031AGJ)、3Dノイズリダクションまたは3次元Y/C分離(NEC D64083GF)が搭載されている。ビデオエンコーダーは9bit DACを搭載するフィリップスの「SAA7130HL」だ。

 視聴録画ソフトの「FEATHER2004」は「MTVX2004」などと同じで、使い勝手がよく、細かな設定が可能なのがうれしい。チャンネルごとに回路設定が変更できるうえ、右クリックメニューで明るさや色の濃さや先の画質改善の調整ができるので、画面を見ながらチャンネルごとに最適な状態に変更できるのは便利だ。また、ハードウェアオーバーレイがプログラムとずれる場合でも細かな修正ができるのも、他社にはない特徴だ。

ki_qstv04.jpg 視聴録画ソフトの「FEATHER2004」は「MTVX2004」などと同じで、使い勝手がよく、細かな設定が可能だ
ki_qstv05.jpg 右クリックメニューで明るさや色の濃さや先の画質改善の調整ができる

 チャンネルの切替えも早く、スムーズな視聴ができるほか、マウスのホイールにも機能を割り当ててあり、画面の右半分で回すとチャンネル、左半分ではボリュームになっているのも気が利いている。

ki_qstv06.jpg マウスのホイールにも機能を割り当ててあり、画面の右半分で回すとチャンネル、左半分ではボリュームになっている

 ところでキャプチャカードの表示画質だが、いつも編集部の入っているビル内で確認しているのだが、4月ごろにCATVを導入したおかげで電波状況が大幅に改善され、以前と直接比較ができなくなってしまったことをお断りしておきたい。チャンネルによってはビートノイズがやや入るものの、良好だ。

 QSTV2004のゴーストリデューサーだが、受信時に存在する極端に長いエコーが取れないものの、ケーブル内の反射で生じたと思われる極めて短いゴーストは外れていることを確認した。ノイズリダクション(強弱)や3次元Y/C分離も良好だ。

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