次は肝心の録画機能と画質をチェックしてみよう。
ハードウェアXVDエンコーダは、何よりファイルサイズを小さくできるのが特徴だ。録画モードはプリセットで3種類、2.1Mbpsの高画質モード、1.4Mbpsの標準画質モード、700Kbpsの長時間モードが用意されるが、ユーザー設定によりビットレートは1K〜3Mbpsまで、解像度は320×240〜720×480ピクセル、音声ビットレートは32K〜128Kbpsなど多彩にカスタマイズ可能となっている。
試しにGV-MVP/XVDと手持ちのSmartVision Pro 2 EXで、あるバラエティ1時間番組を録画し、ファイルサイズとその画質を比べてみた。
GV-MVP/XVDの標準画質モード(720×480ピクセル 1.4Mbps)は約620Mバイト、SmartVision Pro 2 EXの高画質モード(MPEG2 720×480ピクセル 6Mbps)は約3Gバイト。容量の差は歴然だ。
画質に関しては、単体で見ると正直言って差が分からない。拡大して見比べると、確かに各色の鮮やかさ、暗い淡い部分のノイズ量と光が差し込むようなグラデーション部分の滑らかさ、マーキーするテロップ文字部分のブロックノイズの量などでMPEG2に分があるように思えるが、驚くほどの違いは感じられない。
なお700Kbpsの長時間モードでは、ややブロックノイズが目立つといった程度で、こちらでも問題なく視聴可能だ。このモードでは2時間番組、たとえば映画放送や特番などもCD1枚分の容量に収めることができる。
mAgicTV 4.2のウリ機能の一つ「おまかせ録画」は、EPGを取得する→キーワードなどを設定する→「今すぐ予約」ボタンを押すだけという手順で設定可能だ。
設定はキーワード、ジャンル、放送局から、期間、時間、曜日まで細かく条件指定ができる。たとえば短期間に集中的に開催するスポーツイベント……ずばりオリンピックは、期間を設定すると便利だ。
またバンドルソフトの「reserMail」をインストールし常駐させておくことで、会社のPCや携帯電話などでも録画指定が行える。
インターネットからは、reserMailインストール後に会員登録を行い、ナノ・メディア「TVnano」のサイトへアクセス、番組表→ログイン→録画する番組を検索→「reserMail録画予約」という手順となる。
携帯電話からも同様にケータイサイトより、番組検索→録画予約→録画予約と操作する。iモード、EZweb、ボーダフォンライブ!のほか、iアプリ「アプリモコン」などが用意される。ただし、携帯電話からの録画予約は「TVnanoパーフェクト」(210円/月)への登録が必要となる。
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