タイプCで標準ソフトウェアパックを選択すると、これまで紹介してきた装備と連携して利用できる、さまざまなソフトがバンドルされる。中でも多くの用途で利用できるのが、NEC独自のマルチメディアファイルの管理・作成ソフト「SmartHobby」だ。
SmartHobbyでは、デジカメや携帯音楽プレーヤーからの画像や映像、音楽などをメモリーカードから取り込む際のファイル管理から、デジタルビデオカメラからのビデオキャプチャ、オリジナルDVDの作成まで多彩な作業を一元的に操作できる。
操作インタフェースもシンプルで、ビデオカメラなどの使用する機器や、DVDを作るといった用途をトップ画面で選択すると、あとは起動する画面に沿って作業を進められるので分かりやすい。
実際には、用途などを選択すると、それぞれ専用のソフトが起動して作業を進められる。DVD作成の際には、「DVD MovieWriter for NEC Ver.2」が起動し、DVDスーパーマルチドライブを搭載するモデルでは、DVD+RWへのダイレクトキャプチャも可能。作業の手間や時間を大幅に省略できる。
そのほか、カレンダー形式で見た目にも楽しくスケジュールが管理できる「パーソナルライフウィンドウ」(標準ソフトウェアパックのみ)や、古いパソコンからのデータ移行をサポートする「データトラベリング」、データのバックアップなど、実用的なソフトも多数用意されている。
NEC Direct限定のタイプCでは、用途に合わせてセレクションメニューで好みの仕様を選べるのがうれしい。今回は、2種類のCPUごとに、コストを優先したモデル、ハイパフォーマンス追求型の2モデルの構成について試算してみた。なお、価格はすべて6月24日時点のものだ。
まず、コストを優先したモデルの構成が、CPUにモバイルPentium 4/2.80GHz、メモリ256Mバイト、約60Gバイト HDD、DVDマルチドライブ、ディスプレイにはXGA表示対応の15型高輝度エクセレントシャインビュー液晶(XGA)、ミニマムソフトウェアパックを選択した場合で19万8240円。グラフィックスには、共通のMOBILITY RADEON 9600 PROを搭載し、FINAL FANTASY XIも快適にプレイ可能で、しかも20万円を切るコストパフォーマンスが魅力だ。
また、パフォーマンス追求モデルは、CPUにモバイルPentium 4/3.20GHz、メモリ512Mバイト(252Mバイト×2)、約80GバイトHDD、DVDスーパーマルチドライブ、ディスプレイにはUXGA表示対応の15型液晶、標準ソフトウェアパックを選択した場合で29万5890円。今回ベンチマークテストに使用したテストマシンと同じ構成なので、デスクトップハイエンドモデルなみのパフォーマンスは実証済み。これでも30万円を切る価格と、おすすめの構成だ。
基本仕様が高性能なので、各パーツの水準を抑えた場合でも、最新の3Dゲームやムービー編集などをバリバリこなすハイパフォーマンスなマシンに仕上げられる。このほか、セカンドバッテリーやオフィスソフトの選択、IEEE802.11a/b/g対応のトリプルワイヤレスLANの内蔵も可能。それぞれ好みに合わせて最適な仕様に仕上げてみてはいかがだろうか。
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