デスクトップを凌駕する最高のパフォーマンスを示すノートPC――LaVie G タイプC(2/3 ページ)

» 2004年06月23日 17時45分 公開
[土田一彰,ITmedia]

UXGAの高解像度も選択可能な15型液晶ディスプレイ

 ディスプレイは15型の大画面液晶TFTを搭載し、解像度はUXGA(1600×1200ピクセル)、SXGA+(1400×1050ピクセル)、XGA(1024×768ピクセル)表示が可能な3種類のタイプが選べる。

 このうち、最上位のUXGA対応タイプでは、画面への移りこみを抑えた低反射処理が施されたナチュラルファイン液晶を採用。蛍光灯などの照明が反射することなく見やすい画面で、長時間の利用でも目にやさしい設計だ。1600×1200ピクセルの高解像度表示では、ブラウザを2つ横に並べて表示することもできるなど、一覧性が高いので作業の効率も向上するだろう。

 また、SXGA+、XGAの各モデルでは、それぞれエクセレントシャインビュー液晶、高輝度エクセレントシャインビュー液晶を採用。こちらは黒が引き締まった精細な画面が特徴で、文字や細い線なども白くつぶれてしまうことなく、DVDの映像や3Dグラフィックスなども鮮明な表示が特徴となっている。

 なお、すべてのディスプレイでは、上下左右176度以上の広い視野角を実現している。これは、IPSテクノロジの採用によるもので、片側のガラスに対の電極を配置することで液晶がガラス面に対してすべて平行に並ぶ仕組みで光の反射が一定となり、どの角度からでも同じような画面表示が再現されている。

 一般的な液晶では、90〜100度程度見る角度を変えると画面が暗くなったり、色味が落ちたりするが、本機の場合、176度以上の広視野角となっているため、ほぼ真横や真上からでも遜色ない画面表示が可能。会議や打ち合わせなどで複数の人に画面を見せるときや、または寝転んで自由な姿勢でDVDを観るといった場合には、その効果を実感できるだろう。

UXGA(1600×1200ピクセル)対応のナチュラルファイン液晶
UXGAなら、ブラウザを横に並べて表示も可能だ

使いやすさと高級感を演出したボディデザイン

 筐体には従来からのデザインが引き継がれ、キーボード上部に配置されたハーフミラーのオペレーションパネルや、パームレスト部分には天然皮革調素材「アマレッタ」が採用されるなど、質感の高い外観となっている。

 キーボードは、一枚メンブレンスイッチ方式による軽快なキータッチ感で、表面にはべたつきを抑えるシルクプロテイン塗装を採用。パウダー状の天然シルクと特殊ウレタン樹脂が複合された素材が使われているため、手触りもよく、高い吸放湿性により、汗の跡などが残らず夏場でも快適に利用できる。反射をおさえたつや消しの黒地に、白抜きでしっかり刻印されたキー印字も見やすい。デザイン性と機能性を兼ね備えたボディだ。

キーボードは、一枚メンブレンスイッチ方式による軽快なキータッチ感で、表面にはべたつきを抑えるシルクプロテイン塗装を採用

 先述のように本機は3スピンドルノートだが、光学ドライブ用の拡張ベイには、CD-R/RW with DVD-ROMドライブ、DVDマルチドライブ、DVDスーパーマルドライブの中から選択して搭載可能。また用途に応じて、オプションの約40Gバイトまたは約80GバイトHDDを装着することもできる。本体内蔵分と合わせると、合計約160GバイトまでのHDDを搭載可能となり、容量の大きなムービーファイルを扱う場合などに安心して作業できるだろう。

 インタフェースは、前面カバー内にIEEE1394(4ピン)、SDメモリーカード、メモリースティック/PRO対応のデュアルメモリースロット、IrDA、マイク、ヘッドホン、音量つまみを装備。

 そのほか、右側面にはUSB2.0×2、光デジタルオーディオ(S/PDIF)出力、左側面にFDDや光学ドライブ、PCカードスロット(Type II×2)、ビデオ出力、背面には、シリアルやパラレル、LANコネクタなど、厚さ45ミリのボディに豊富な端子やスロットを装備する。インタフェースやドライブなどの装備の面からしても、デスクトップ機に引けを取らない拡張性を持つと言えるだろう。

フロントカバー内には、デュアルメモリーカードスロットなどを装備
右側面は、左からPS/2、光デジタルオーディオ(S/PDIF)出力、USB2.0×2、モデムモジュラコネクタ
左側には、左からS映像出力端子、光学ドライブなどを搭載可能な拡張ベイ、FDD、PCカードスロット(Type II×2)を装備
背面には、左からUSB2.0×2、外部ディスプレイ出力、シリアル、パラレル、LANコネクタが搭載されている

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