コニカミノルタフォトイメージングは7月7日、新デザインの薄型ボディに光学2.8倍ズームレンズを搭載した500万画素コンパクトデジカメ「DiMAGE X50」、光学3倍ズームレンズ搭載の320万画素コンパクトデジカメ「DiMAGE X31」、および、手ぶれ補正機構と光学12倍ズームレンズを搭載した400万画素デジカメ「DiMAGE Z3」の3機種を発表した。価格はいずれもオープンで、7月下旬以降順次出荷を開始する。
DiMAGE X50は、レンズがボディからせり出ださない屈曲光学系ユニット「フラットズーム」の採用により、携帯性に優れた薄型ボディを実現したDiMAGE Xシリーズの最新機種。屈曲光学系システムの特徴の一つである高速起動性をさらに高めて起動時間を約0.5秒に短縮したほか、レリーズタイムラグも約0.06秒に高速化した。撮影時のフレーミングや撮影した画像の確認などを快適に行えるように、2インチの大型液晶ディスプレイを搭載している。
搭載レンズは、35ミリカメラ換算で37〜105ミリ相当の光学2.8倍ズームレンズ。受像素子は約500万有効画素の1/2.5インチCCDで、独自の画像処理技術「CxProcess U」により、人間の記憶色に近い自然な色味を再現するという。
最適な撮影モードをカメラが自動選択するフルオートシーンセレクターや、切り替えなしでズーム全域で最短10センチの近接撮影が行えるオートマクロや6センチまで寄れるスーパーマクロなどの機能も備えている。このほか、音声付き動画の撮影機能や撮影した画像に音声メモなどを付加できる音声録音機能、あらかじめ撮影しておいた画像の一部に別の画像を合成撮影する画像合成機能、シャッターボタンを1回押すと自動的に9カットを連続撮影するマルチフレームショット機能などの撮影機能も装備する。
ボディはスライド式レンズカバーを採用した新デザインで、サイズは83.5(幅)×23.5(奥行き)×62(高さ)ミリ、重量は約125グラム(本体のみ)。ボディカラーは、フレッシュシルバー、スイートレッド、グラファイトブラックの3色を用意する。
DiMAGE X50の主な仕様は以下の通り。
製品名 | DiMAGE X50 |
---|---|
受像素子 | 1/2.5インチCCD |
有効画素数 | 約500万画素 |
レンズ | 光学2.8倍ズーム(35ミリカメラ換算で37〜105ミリ相当)、F2.8〜5.0 |
最大記録サイズ | 2560×1920ピクセル |
記録媒体 | SDメモリーカード、マルチメディアカード |
ISO感度 | オート、ISO50/100/200/400相当 |
ホワイトバランス | オート、プリセット4種類 |
フォーカス方式 | 映像AF方式 |
露出モード | プログラムAE |
ファインダー | 実像式光学ズームファインダー |
液晶ディスプレイ | 2インチ |
バッテリー | リチウムイオン充電池 |
PCとのインタフェース | USB 1.1 |
サイズ | 83.5(幅)×23.5(奥行き)×62(高さ)ミリ |
重量 | 約125グラム(本体のみ) |
予想実売価格 | 5万3000円前後 |
発売時期 | 8月 |
DiMAGE X31は、1/3.2インチ約200万有効画素CCDを搭載した「DiMAGE X21」の上位機種。受像素子を1/3.2インチ約320万有効画素CCDに変更して高解像度化を図った。レンズがボディからせり出ださない光学3倍フラットズームや約1.0秒の高速起動時間といった特徴は、DiMAGE X21を踏襲する。
DiMAGE X31の主な仕様は以下の通り。
製品名 | DiMAGE X31 |
---|---|
受像素子 | 1/3.2インチCCD |
有効画素数 | 約320万画素 |
レンズ | 光学3倍ズーム(35ミリカメラ換算で36〜108ミリ相当)、F2.8〜3.7 |
最大記録サイズ | 2048×1536ピクセル |
記録媒体 | SDメモリーカード、マルチメディアカード |
ISO感度 | オート |
ホワイトバランス | オート、プリセット4種類 |
フォーカス方式 | 映像AF方式 |
露出モード | プログラムAE |
液晶ディスプレイ | 1.5インチ |
バッテリー | 単3形電池×2本 |
PCとのインタフェース | USB 1.1 |
サイズ | 86(幅)×24.5(奥行き)×67(高さ)ミリ |
重量 | 約115グラム |
予想実売価格 | 2万6000円前後 |
発売時期 | 7月下旬 |
DiMAGE Z3は、光学10倍ズームレンズを搭載した400万画素機「DiMAGE Z2」の上位機種。搭載する受像素子は1/2.5インチ約400万有効画素CCDと変わらないが、ズームレンズを光学12倍へと望遠化したほか、DiMAGE Zシリーズとしては初めてCCDシフト方式の手ぶれ補正機構「Anti-Shake」を搭載した。
AF性能もさらに強化され、光学12倍ズームレンズを搭載しながらも、合焦時間が広角側で約0.15秒、望遠側で約0.2秒(DiMAGE Z2は広角側0.2秒、望遠側約0.3秒)へと短縮化された。被写体の動きを先読みしてピントを制御する動体予測フォーカス制御機能も搭載する。
ボディカラーは、ブラックと限定販売のユーロシルバーの2色を用意する。
DiMAGE Z3の主な仕様は以下の通り。
製品名 | DiMAGE Z3 |
---|---|
受像素子 | 1/2.5インチCCD |
有効画素数 | 約400万画素 |
レンズ | 光学12倍ズーム(35ミリカメラ換算で35〜420ミリ相当)、F2.8〜4.5 |
最大記録サイズ | 2272×1704ピクセル |
記録媒体 | SDメモリーカード、マルチメディアカード |
ISO感度 | オート、ISO50/100/200/400相当 |
ホワイトバランス | オート、プリセット5種類、カスタム |
フォーカス方式 | 映像AF方式 |
露出モード | P(プログラムAE)/A(絞り優先AE)/S(シャッター優先AE)/M(マニュアル露出) |
ファインダー | 電子ビューファインダー |
液晶ディスプレイ | 1.5インチ |
バッテリー | 単3形電池×4本 |
PCとのインタフェース | USB 1.1 |
サイズ | 108.5(幅)×83.5(奥行き)×80(高さ)ミリ |
重量 | 約335グラム |
予想実売価格 | 6万3000円前後 |
発売時期 | 8月 |
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.