デジカメ市場を牽引する普及型デジタル一眼レフカメラ

» 2004年07月09日 18時35分 公開
[ITmedia]

 BCN総研は7月9日、PC大手販売会社13社のデータを元にした「BCNランキング」を参考に、デジタルカメラ店頭市場の販売動向をまとめて発表した。

 これによると、デジタルカメラ市場全体では、2003年年末商戦において前年比170 %を超える水準を達成したが、2004年の夏商戦序盤戦を迎えた6月では、台数ベースで107%、金額ベースで103%と前年比増は達成したものの微増にとどまっている。市場の拡大傾向は続いているものの、その伸び率は鈍化傾向にある。

グラフ1 デジタルカメラ市場の前年同期比推移とデジタル一眼レフカメラの寄与率

 このような状況の中で、一眼レフタイプの製品群は販売を大きく拡大しており、市場全体の拡大に対するデジタル一眼レフカメラの寄与率は急上昇を見せている。2004年6月には38.7%を達成し、成熟化を迎えたデジタルカメラ市場において、デジタル一眼レフカメラが成長の一翼を担っていることは明らかだ。

 なお、デジタル一眼レフカメラ市場の拡大を促しているのは、10万円台前半の「普及型デジタル一眼レフカメラ」で、キヤノンの「EOS Kiss Digital」とニコンの「D70」がその代表機種だ。

 このため、デジタル一眼レフカメラ市場は、「普及型」を投入しているキヤノンとニコンの2社による寡占状態が続いており、6月はニコンが52.2%、キヤノンが46.4%と、2社で98.6%を占めた。しかし、今秋には他社からも低価格モデルの発売が予定されており、デジタル一眼レフカメラ市場のラインナップは増加傾向にあるため、今後はメーカーシェア争いの激化が予想される。

グラフ2 デジタル一眼レフカメラのメーカーシェア(台数ベース)推移

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