正月三が日だけで埋まってしまった内蔵250GバイトHDD。
録画するような番組が多い正月という特別な状況だったし、もちろん毎日このペースで録画を続けるわけではないが、今後複数番組録画を行うのであれば、やはりHDDの増設は考慮せざるを得ない。もちろんDVDメディアに書き出してしまう手もあるが、足りなくなればHDDを手軽に増設できるのは家庭用レコーダーにはないPC録画の大きなメリットだし、HDDに保管してビデオサーバなどへの応用も考慮したいと考えるユーザーも多いだろう。
コストパフォーマンスだけを重視すれば、内蔵HDDを増設するのが一番安上がりだが、HDD内蔵は設置がやや面倒だし、録画した番組をHDDにそのまま保存し続けるとするなら、そのポータビリティ性も気になってくる。
そこで今回は、外付けHDDなどUSB接続タイプのストレージ5台まで接続でき、LAN接続においてNAS化できるUSB−LANコンバータ、アイ・オー・データ機器「USL-5P」を活用してみた。
録画時はPCのUSBポート接続にて録画を行い、容量がいっぱいになったらUSL-5Pに接続してNASとしてアクセスできるようにしまおうという算段だ。
USL-5PにはUSB機器を5台までしか同時接続できないが、USB接続であるため気軽に繋ぎかえるといった考え方ができる。USL-5Pは「Avel LinkPlayer」のサーバとしても利用でき、PCレスでビデオサーバーとしての利用も可能になるメリットもある。
実は当初、筆者の個人的な感想としてUSB接続タイプの外付けHDDに直接録画を行うのは若干不安もあった。実際、過去のTVキャプチャー製品ではUSBはおろか、PCI接続タイプの拡張IDEカード経由で接続したHDDへの録画であっても不安定になる製品もいくつかあったからだ。しかしGV-MVP/RX2Wでは、録画用の増設HDDとして同社のUSB外付けHDDも推奨しているし、検証も行われているのだろう。
というわけで、HDH-U300を録画先として設定し数日間利用してみた。これも4日ほどで、のべ280Gバイト分録りまくったが、内蔵HDDへの録画とまったく変わらない安定度だ。CPU使用率も大きな変化は見られず、録画の失敗ももちろんなく、4番組同時録画も問題ない。どうやら筆者の心配は杞憂だったようだ。
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