「やはりThinkPadはThinkPadだ」Intel 915GM/PMを搭載した新世代A4スリムノート──IBM「ThinkPad T43」(2/2 ページ)

» 2005年03月08日 09時05分 公開
[富永ジュン,ITmedia]
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指紋認証システムで強固なセキュリティを実現

 ThinkPad T43には、指紋認証システム(FPR)が搭載されている。FPRを有効にすれば、指紋を使ってシステム起動やWindowsへのログイン、スクリーンセーバーのロック解除を行える。

ThinkPad T42pと同様、キーボードの右下に実装された指紋認識モジュール

 また、「IBM Client Security Software」と「IBM Password Manager」を導入することで、任意のアプリケーションやWeb上のパスワードにも指紋認証を適用可能だ。指紋認証に失敗すれば、たとえ「PCの持ち主」であってもPCを利用できないため、高いセキュリティを得られることになる。

 IBM指紋認証ユーティリティには、1ユーザーアカウントあたり10本までの指紋を登録できる。指にけがを負って特定の指での認証ができない場合や、複数のユーザーで同じユーザーアカウントを共有する場合にも対応できる。また、登録した指紋のうちのどの指を認証に使用するかも指定可能だ。

指紋の登録画面。指をけがした場合を想定して、この説明でも2本以上の指で登録するように勧められる

 利用方法は、アームレスト右側に指紋センサーが用意されていて、その上に指の第一関節を乗せ軽く滑らせるようにして指紋を読み取らせる。センサーの感度は良好で、指を乗せる位置が左右にずれたりしない限りは読み取りエラーが起こることはなかった。また、筆者が試した限りでは登録された指紋の持ち主であっても違う指の指紋や、他人の指紋を誤認識してロックが解除されることはなかった。

システム設定と更新、バックアップツールがまとめられた「Access IBM」

 キーボード左上に配置されている、青い「Access IBM」ボタンを押すとAccess IBMユーティリティが起動して、PCの各種設定変更やIBMのサポートページを開くことができる。実行したい項目をクリックするだけでウィザードや対応した設定画面などが開くので、PCに不慣れなユーザーでも容易に設定変更が行える。

 また、IBM独自のバックアップ・リカバリツール「IBM Rescue and Recovery」により、最大33世代までのバックアップデータが管理できる。フォルダ単位、アプリケーション単位、ファイル単位のリカバリも可能なため、うっかり大事なデータを削除してしまった場合やアプリケーションが起動しなくなったときにもあわてることなく対応できるだろう。

 派手な機能は備えられておらず、まさに「質実剛健」を絵に描いたような製品だが、高いセキュリティ機能とシステム設定、そして更新という基本的な機能の使いやすさに配慮したユーティリティは、ThinkPadシリーズならではの大きな魅力のひとつだ。

 高い信頼性が求められるビジネスユーザーや最新の機能を追い求めるヘビーユーザーにとって、ThinkPad T43は絶好の選択肢となることは間違いないだろう。

PCMark04
PCMark Score3716
CPU3763
Memory3155
Graphics1299
HDD3311

Sandra 2005.SR1 (10.50)
CPU Arithmetic Benchmark
Dhrystone ALU8503
Whetstone FPU2724
Whetstone iSSE23521
CPU Multi-Media Benchmark
Integer x4 iSSE18746
Float x4 iSSE220652
MemoryBandwidth
Int Buff'd iSSE22912
Float Buff'd iSSE22897

WinBench99
Business Disk WinMark 995090
High-End Disk WinMark 9917800

3DMark03 Build340
3DMark Score1816
CPU Score783
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