熱気に包まれたアップルストア――“Tiger”発売記念イベントを見て来た(2/2 ページ)

» 2005年04月30日 15時34分 公開
[こばやしゆたか,ITmedia]
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 入り口でTigerとスクラッチカードを渡されたお客さんは、2階に誘導され、普段はジーニアスバーであるカウンターで清算。おつかれさま。先頭の彼に「帰ったらインストール?それとも寝ます?」ときいたら、「インストールです」ときっぱりと言われた。これは2番目の人も同じ。

向こう側が1番目、手前が2番目の方

 スクラッチカードというのは、はずれなしのスピードくじになっていて、運がいいとPowerBookやらiPodやらが当たる。でもたいていの人が当たるのは、「Spotlightキーチェーン」。SpotlightというのはTigerのイチオシの機能なのだけど、それにちなんだ小さなライト。ちょっとよくできてる。

スクラッチカード
Spotlightキーチェーン

 ところで、こないだアップルストアを取材したのはiPod mini発売のときだったのだけど、あのときに比べると、今回は客層が違う。あのときは男女比が半々くらいで、カップルで来ている人も多かった。でも、今回は9割くらいが男性だ。やっぱりOSの発売っていうのはこうなんだなあと、改めて実感。

スタッフの着ているシャツは、Tigerの新機能をワンポイントでアピールするもの。全6種類だったらしい
レジは大いそがし

 発売開始1時間たっても、店の外には行列が見える。新しい人もどんどん並んでいるようだ。そんなタイミングで、ハイになっている「Steve Cano」店長にちょっとお話を伺った。

こばやし 「1000人が並んだと伺いましたが、こんなに人が集まるっていうのは予想していましたか?」

Steve 「Of course! このようなイベントをやれば、みんな集まってくれると信じてたよ」

こばやし 「なるほど、Tigerの魅力だけではなく、イベントが集客力につながったと?」

Steve 「僕は、この店をみんなが集まるパーティーみたいなところにしたいんだ。Macユーザーもそうでない人もね」

こばやし 「いいですねぇ。では、まだTigerに移行することをためらっている人もかなりいると思うんですが、そういう人に、メッセージをお願いします」

Steve 「OK。わたしたちは、売ってあとはがんばってくださいっていうような商売はしていない。ここでは無料のセミナーも常時開かれているし、アップルストア……銀座だけではなく、心斎橋も栄も……って、Tigerを買った人には、1時間マンツーマンで講習が受けられるサービスがついているんだ。安心してTigerを使ってほしい」

 また、この日、米アップルからMac OS X 担当のSenior Product Line Managerの「Wiley Hodge」氏も来店していた。彼にも話を伺った。

こばやし 「こんなに集まると思ってらっしゃいましたか?」

Wiley 「はい。アップルストア銀座の開店のときの行列のビデオは社内でも評判です。私もそれを見ていましたから、こういう行列になることは予想していました」

こばやし 「時差の関係で、日本が世界で最初に発売することになったんですが、アメリカやヨーロッパでも、こんなに並ぶんでしょうか?」

Wiley 「ヨーロッパのアップルストアはロンドンにあるけれど、ここはまだできて間もないのでよく分からない。でもアメリカではPantherのときですら行列ができたから、今度はもっとすごいと思いますよ」

こばやし 「このところ、アップルで大きなイベントというとiPod関係ばっかりでした。今回は久しぶりに本道のMac OSの話題なので、取材していてうれしいんです。これからも期待していていいでしょうか」

Wiley 「マイクロソフトももうすぐ新しいOS(Longhorn)を出す予定だけれど、Tigerはそれに対抗するものになっています。今、Windowsユーザーが、新しくMacintoshを使うきっかけとして、“Tigerが使いたいからMacintoshを使う”という風になってくれることを期待してます」

こばやし 「最後に、これは皆さんに伺っているんですが、Tigerの導入をためらっているユーザーへメッセージをお願いできますか?」

Wiley 「Spotlight! これは画期的な機能で、パソコンとユーザーとのスタンスをかえてしまうほどのものです。他にも優れた機能はたくさんあるのだけど、まず、Spotlightですね」

 午後9時、店の前の行列はやっとなくなった。わたしはここで引き上げたけれど、このあともアップルストア銀座はこの日は午前0時まで営業していたのだ。

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