「よけいなソフトはいらない」といったユーザー向けのためか、バンドルソフトはごく限られている。DVD再生ソフト「PowerDVD」とDVD/CDライティングソフト「Nero OEM版」、90日ライセンス版の「McAfee virusscan」「security center」くらいで、すがすがしくもある
なお店頭販売店舗によってはOffice Personal Editionをバンドルしたバージョンを用意しているケースもある。店頭販売も行う九十九電機ではOffice Personal Edition 2003インストールモデルが14万9800円となっている。
バンドルソフト含めたリカバリーCDなどは付属しないが、そのかわりにCD-ROMや記録型DVDにユーザー自身でバックアップをとることはできる。これは最初に起動したときから、バックアップを行うまで何度も警告が表示されるので、購入したら最初にバックアップをとっておくとよいだろう。DVD-Rメディア1枚を用意すればで十分収録程度の容量となっている。
4546JPは、Intel 855GMチップセット搭載マザーをベースにPentium M 725(1.60GHz)を搭載し、グラフィックス機能はチップセット内蔵となっている。
PCMark04 Results | |
PCMark | 2800 |
CPU | 3544 |
Memory | 2303 |
Graphics | 480 |
HDD | 2526 |
チップセット内蔵グラフィックスを使用しているだけにグラフィックス性能はふるわないが、PCMark04のOnline ResultBrowserでほかのベンチマーク結果を調べてみると、Pentium M 1.60GHzクラスマシンならチップセット内蔵グラフィックスを使う場合2800〜3000という付近にスコアが集まっているので、まずは順当な値と考えてもよいだろう。
もう1つ、バッテリーの持続力はどうだろう。スペック値では約4時間となっている。先に述べた想定ターゲットによるシチュエーション例として、フル充電状態からDVD-Video映画ソフトをフルスクリーン再生(再生アプリケーションは標準で付属するPowerDVD)、かつ映画視聴のためディスプレイの明るさは常時最大にてチェックしてみた。
バッテリー持続時間 | |
バッテリー容量減により 再生不可となるまで | 約1時間41分 |
※DVD-Video再生+ディスプレイ明るさ常時最大とした |
15インチ液晶搭載のA4ファイルサイズノートPCであるため、バッテリー駆動を前提としたマシンでもないかもしれないが、せめて2時間の映画1本ぶんくらいは持つと思っていたところで、この点はやや残念な点だ。
もちろん普通の使い方ではフルにDVDドライブを駆動させることはないだろうが、モバイル時には無線LANを有効にすることもおおいにあると考え、スペック値の4時間(JEITA Ver1.0)とこの結果の中間あたりが実際の持続時間の目安と考えたい。
ゲートウェイ(ゲートウェイ2000)といえば、一部のユーザーには憧れのマシンであった時期も確かにあった。筆者は購入したことこそなかったが、24時間サポートとコストパフォーマンスのよさから、人にはずいぶん勧めた記憶がある。
昨年、国内に再参入した同社。あのころの“漢”なイメージは若干薄れた感じはするが、いい意味での無骨さは残っており、12万9800円という価格は同等スペックを持つ他モデルと比べても遜色ない。むしろ大きな導入要因になると思われる。
ちなみに価格と言えば、よりバリュー感のある8万9800円モデル「4023JP」(Celeron M 350/256Mバイトメモリ/40GバイトHDD/DVDコンボドライブ)という下位モデルも存在することも付け加えておく。米国産の牛肉よりも一足早く“(そこそこ)速い・安い・ウマイ”を味わってみてはいかがだろうか。
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