ギガバイトのプライベートイベントは昨年に引き続きインテルと共同で開催。昨年のイベントでは「6Dual」から「8Σ」へ進化したマザーボード関連技術をアピールしたが、今年も「iDNA」というキーワードでマザーボードの進化をアピール。
8ΣがDDR2メモリにデュアルBIOS、DPS、Cooling、CIA2、MIB2といったマザーボードの処理能力や安定性を重視していたのに対して、iDNAは従来の性能、安定性に加えて「Security」を重要な構成要素として加えている。
iDNAのコンセプトを実現させる構成要素として、ギガバイトがアピールするのはインテルとギガバイトがそれぞれ開発した技術。「Performance DNA」と呼ぶ性能を向上させる要素に、インテルの「デュアルコアCPU」「EMT64」と、ギガバイトの「C.I.A.2」「M.I.B.2」を並べるなど、両社の協力関係を強調するプレゼンテーションを展開していた。
また、iDNAで実現する具体的な新機能として「i-RAM」「i-Touch」「i-Lock」を発表。i-Lockはリモートデバイスを用いた電源オンオフ、オートロック機能、i-Touchは指紋認証デバイスを用いたセキュリティ機能。
注目を集めたのがRAMディスク拡張カードともいうべき「i-RAM」だ。DDRメモリスロットを実装したPCI拡張カードに最大4Gバイトまでメモリを搭載し、高速なデータストレージとして利用できる。
拡張カードはPCIスロットに差すが、データのインタフェースはSerial ATAを利用。ギガバイトは「安価なDDRメモリを使って劇的なパフォーマンスアップが可能。エンコード処理や3DCG処理で効果を発揮する」と説明する。
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