調査当日の金曜に、アキバ複数のショップでCoolerMaster製チップセットクーラー「CM Blue Ice」の販売が開始された。価格は3000円前後で在庫は潤沢。
CM Blue Iceは、高さ69ミリのチップセット用クーラーで、フィンの中央に4センチファンを搭載する、まるでCPUクーラーのミニチュアのような製品だ。ヒートシンク内にU字型の銅製ヒートパイプが備わり、通電するとファン搭載される青色LEDが発光する仕組みになっている。ファンの騒音レベルはカタログ値で22から26デシベルとあるがが「耳障りに感じやすいキーンという高音がほとんど出ないので、数値以上に静かに感じます」(PCパーツショップ・CUSTOM)という。
入荷したパソコンショップ・アークは「じつは入荷前から多数の問い合わせがあったパーツで、入荷してからもかなり順調に売れています。ここまで本格的なチップセット用クーラーは多分初めてだと思われ、Intel 945/955系とnForce 4系のマザーを使うユーザーにぴったりです」と語る。
なお先月登場したヒートパイプ型チップセット冷却機構を備えるnForce4 SLI搭載マザー、ASUS「A8N-SLI Premium」など、今年はチップセットの冷却に着目した製品が結構人気を集めている。あるショップは「昨年はHDDクーラーやVGAクーラー製品が多数登場し売り上げにも貢献しましたが、今年はチップセットクーラーが注目株です。秋頃にはコーナーがつくれるほど製品が増えているかもしれません」と話す。
CM Blue Iceを導入するうえで1点注意したいのは、その大きさゆえにグラフィックスカードなどのパーツと干渉する恐れがあることといえる。ブラケット2段分を使うようなグラフィックスカードを搭載している場合などは、マザーによっては干渉する可能性がかなりありそうだ。
製品 | CoolerMaster「CM Blue Ice」 |
入荷ショップ | |
高速電脳 | 2835円 |
パソコンショップ・アーク | 2980円 |
PCパーツショップ・CUSTOM | 2980円 |
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