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» 2005年08月24日 17時03分 UPDATE

エントリークラスA4ノートに指紋センサーを搭載――レノボ・ジャパン「ThinkPad R52」 (1/3)

ThinkPadのエントリークラスA4ノート「ThinkPad R」シリーズのラインアップが拡充された。今回は新型「ThinkPad R52」の最上位モデルを検証するとともにThinkPadエントリークラスA4ノートの「強味」を考えてみる。

[池紀彦,ITmedia]

エントリークラスながら全モデルPentium M採用

 レノボ・ジャパンの「ThinkPad」ブランドと言えば熱烈なファンが存在する息の長いノートPCブランドだ。だが、その熱い「ThinkPadフリーク」から一歩距離をおいたシリーズとしてThinkPad Rシリーズが存在する。企業や一般家庭向けに最も売れている光学ドライブ搭載のエントリークラスA4ノートPCシリーズだ。

 ThinkPad Rシリーズは機能がほかのThinkPad同様に充実していながら、比較的低価格で購入できる魅力がある。今回モデルチェンジした「ThinkPad R52」シリーズは最上位モデルを拡充すると同時に、低価格モデルも用意することで、そのユーザー層をより広げようとしてる。

kn_tpr52zen.jpg ThinkPad R52。今回評価したのは最大解像度1400×1050ドットの15インチ液晶ディスプレイを搭載する最上位モデル

 今回登場したラインアップの大きな変更点としては、ThinkPad R52シリーズ全モデルにPentium M 740(動作クロック1.73GHz)を採用したのが挙げられる。また、指紋センサーも全モデルで搭載した。チップセットは従来と同じIntel 915GMで、グラフィックス機能もチップセット内蔵のIntel GMA900を使用する。メモリはDDR2-533MHzに対応する。

 上位モデルはメモリを512Mバイト搭載。液晶ディスプレイのサイズは15インチで解像度は1400×1050ドット。HDD容量は80Gバイト、光学ドライブはDVDスーパーマルチドライブを内蔵しIEEE 802.11a/b/g対応の無線LAN機能も組み込むなど、申し分ないスペックだ。

 新たに登場したThinkPad R52の低価格モデルでは、標準で搭載するメモリ容量を256Mバイトに減らしたり、解像度が1024×768ドットの15インチ液晶ディスプレイに変更することで価格を抑えている。そのほかにも無線LAN機能の有無や、HDD容量、光学ドライブの変更などで5種類のバリエーションを持たせている。

全モデルに指紋センサーを搭載してセキュリティ機能は充実

ThinkPad R52シリーズでは、セキュリティ機能を強化するため、低価格モデルも含めた全モデルに指紋センサーを搭載している。指紋センサーは同社のセキュリティソフト「Client Security Software」と連動することで、各種パスワード入力を指紋認証で代行が可能になる。

 これまで、ThinkPadシリーズではTシリーズやXシリーズといった持ち運び重視の製品に指紋認証が採用されていたが、前回紹介したデスクトップPC「ThinkCentra」シリーズでの指紋認証機能付きキーボード採用と同様に、あまり持ち運ばず据え置き中心で使うシリーズにも採用が進められている。

評価機では試せなかったが、レノボでは8月末よりセキュリティソフトのバージョンアップを予定しており、新たに登場する「Client Security Solution 6.0」では、従来ソフトと比べて使い勝手が向上するという。

充実したインタフェース

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