TV視聴・録画は、バンドルされるインタービデオ「WinDVR」を用いる。WinDVRでは、インターネット上から番組表が利用でき、録画予約操作もいたって簡単なインタフェースを備える視聴・録画ソフトだ。ちなみに関東圏のような7局ある地方も、本機のWXGAディスプレイならば一気に全局表示させることができる。
ちなみに筆者宅は山に囲まれ、あまり受信状況のよいところではない場所にある。そのため、家庭用TVでの視聴時は常にゴーストで悩まされている。
今回驚いたのは、PC-WA70Kでの視聴がほどよく良好だったこと。チューナーが高品位なおかげか、搭載する10ビットA/Dコンバータのおかげか、家庭用TVよりクリアな映像が得られ、その受信性能はかなりよいことを実感した。ちなみによりクリアな映像が得られるということは、録画時のMPEG圧縮効率にも効いてくる部分であり、こと録画時においてはかなり重要なポイントだったりもする。
録画したTV番組の視聴には、こちらも標準添付される「Media Library」がファイル管理の面で優れており便利だ。Media Libraryは、フォト/ミュージック/ムービー/ネットワークといったメディアファイルの管理・再生が簡単に行えるソフトである。
なお本機には操作用リモコンこそは付属されないものの、十字キーのみでほとんどの再生操作が行えるよう工夫されたMedia Libraryの操作方法・インタフェースにより、ほどよく使いやすい。再生したいデータは、上下キーで選択、右キーで再生、左キーで終了といった感じで直感的な操作が可能である。
マウスでいちいちカーソルをボタンに合わせてクリックするといった操作はもどかしいと思うときも多いし、同機での視聴時には手が届かないほど本体から離れることはないであろうから十分快適なのである。
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