ちなみにMedia Libraryは、LAN内別PCのファイルを再生するための機能も備わる。LAN内にてメディアデータを扱う際の規格であるDLNA準拠(関連記事参照:DLNAとは)となっている。
Media Libraryは、最大2台までのPCにインストール可能というライセンス形態であり、自宅内の別PCにもう1つMedia Libraryをインストールしておくことで、双方のデータを家庭内で共有することができるようになる。もちろんネットワークメディアプレーヤーや家庭用AV機器など、最近増えてきたDLNA対応機器も認識される。
このMedia Libraryを利用することで、さらにPC-WA70Kの活用スタイルは結構広がる。たとえば別途、Mebius TXシリーズ(関連記事参照)のようなデスクトップ型の録画専用PCを所有するのであれば、そこに録画データを蓄積することでPC-WA70K内のディスク使用量を抑えながら快適なAV生活を実現するといった利用方法もできうることだろう。
なお、放送をDVDに直接記録するには前述のWinDVRではなく、同じくバンドルされるユーリードシステムズ「DVD MovieWriter 4 SE」を利用する。こちらはそれ専用ではないということもありiEPG予約とは勝手が違うのもちょっと気をつける必要がある。
録画予約という1つのことに対し、まったく別のソフトを起動しなければならないわけで、初心者には取っつきにくい感じがあると感じたのは否めない。やはり今後は(バンドルソフトのコンポーネントの1部を活用するなどにしても)1つのソフトでほぼすべての操作が行える、統合アプリケーションが欲されることだろう。
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