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» 2005年11月10日 18時00分 UPDATE

TVキャプチャーカード:コピーワンス放送録画/DVDムーブも行える、“現在の”スタンダードTVカード──「GV-MVP/RX3」 (1/4)

アイ・オー・データ機器からスタンダードグレードのTVチューナーカードであるRXシリーズの最新モデル「GV-MVP/RX3」が登場した。MPEGエンコードチップが最新チップにリプレースされ、コピーワンスなデジタル放送への対応が大幅に強化されたのが特徴だ。

[坪山博貴,ITmedia]

 アイ・オー・データ機器から登場した「GV-MVP/RX3」はハードウェアMPEGエンコード機能を備えるPCIスロット対応のTVキャプチャーカードの新製品だ。複数のラインアップを持つ同社製品では「RX」シリーズがスタンダードグレードともいえるモデルで、もっとも競争の激しい価格帯の製品でもある。

photo アイ・オー・データ機器「GV-MVP/RX3」。実売価格は1万2000円前後(ITmedia Shoppingで最安値をチェックする)

 ハードウェア的な特徴としては、MPEGエンコーダが従来モデルのConexant製から、最新チップの1つであるNECエレクトロニクス製「μPD61153B」に変更された。μPD61153BはMPEGエンコーダに加え、ビデオデコーダと「3次元Y/C分離」「デジタルノイズリダクション」といった高画質化回路を一体化した多機能チップで、アナログビデオ入力からMPEGエンコードされたビデオデータ出力までのA/D、D/A変換回数を減らすことで高画質化を実現している。

photo MPEGエンコーダにNECエレクトロニクス製「μPD61153B」(右上)、ソニー製チューナー(左下)、ゴーストリデュースチップ(右下)

 従来であれば3チップ構成で実現されることが多い機能──ビデオデコード、3次元Y/C分離、MPEGエンコードを1チップで実現することで、ボードサイズの小形化も実現する。カードサイズ自体は真上から見るとGV-MVP/RX2よりも僅かに大きいが、これはGV-MVP/RX2がドーターボードによる2階建て構成とすることで小型化を実現していたから。基板表面積という点では基板1枚構成のGV-MVP/RX3の方が明らかにコンパクトだ、このことは拡張スロット部分が狭いキューブ型PCなどではより容易に取り扱いができることだろう。

 ちなみに日本電気による2005年PC春モデルのTV機能で「VISITAL」(関連記事参照)と銘打った高画質録画機能を実現したのもこのチップである。音声エンコードに関してはMP2とAACのみサポートしており、ドルビーデジタルはチップとしてサポートされない。高画質化回路としてゴーストリダクション機能も搭載し、チューナーユニットにはソニー製のものが組み合わされている。

 これらのハードウェアによってCPU負荷の小さいMPEGエンコード、ゴーストリダクション、3次元Y/C分離と3次元ノイズリダクションの同時利用(録画時のみ)を実現する。また、本機を含むGV-MVP/RX以降の同社製の主なTVキャプチャーカードと同時装着することで最大6番組同時録画も実現している。

photo TVアンテナ入力のほか、S-Video×1、RCA映像×1、RCA音声左右×1を備える

デジタル放送を録画・再生、DVDメディアに汎用フォーマットでムーブも実現

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