台湾メーカー、ノートPC用の燃料電池をCeBITに出展

» 2006年03月03日 08時35分 公開
[ITmedia]

 台湾のAntig TechnologyとAVCは、ノートPC用の燃料電池を世界で初めて商用化し、独ハノーバーで開かれるCeBITに出展すると発表した。

 AVCではAntigのSoC PCB燃料電池モジュール技術を使い、自社の技術と組み合わせてCD-ROMサイズの燃料電池パックを開発。メタノール燃料で稼働し、メディアベイスロットを使ってノートPCに装着する。信頼性が高く、世界で最も競争力の高い価格になるとしている。

CD-ROMサイズの燃料電池パック。ノートPCのスロットに装着できる

 また、メタノール燃料を使った携帯電源システムも併せて展示する予定。重さ1.7キロで45ワットの電力を供給、メタノールカートリッジ1個でノートPCを8時間利用できるという。

 燃料電池製品は既にシステムメーカー数社との間でODM(相手先ブランド設計製造)プロジェクトが進んでおり、年内に出荷される見通しだという。

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