14.1液晶+2.07キロ+5時間駆動の「新生活向け」バランスドPC──エプソンダイレクト「Endeavor NT550」(2/3 ページ)

» 2006年03月28日 18時00分 公開
[寺崎基生,ITmedia]

バッテリー持続時間はかなり優秀──実利用時でも4時間半ほど持つ

バッテリー持続時間
標準 大容量
Endeavor NT550 約5時間 約7.5時間
VAIO type F light VGN-FJ10B 約2.5時間 約4時間
Thinkpad Z60t 約2.2時間 約3.5時間
Dynabook Sattelite T12 140C 約1.5時間
Thinkpad R50e 約3.4時間

 バッテリー持続時間は、カタログ値では標準バッテリーで約5時間、長時間バッテリーで約7.5時間を実現する。上記で挙げたほぼ同サイズ・同構成となるライバル機のバッテリー持続時間は、VAIO type F light VGN-FJ10Bは標準バッテリーで2.5時間/大容量バッテリーで4時間、Thinkpad Z60tは標準バッテリーで2.2時間/大容量バッテリーで3.5時間、Dynabook Sattelite T12 140Cは標準バッテリーで1.5時間、Thinkpad R50eは標準バッテリーで3.4時間となる。

 これらから考えるとNT550のバッテリー持続時間はなかなか優秀だ。充電時間も駆動時間の半分程度であり、比較的短い時間でチャージできるのもうれしい。

標準バッテリー持続時間
液晶輝度最大 3時間19分
液晶輝度最小 4時間20分
※BBench V1.1を使用(サスペンド状態になるまで)

 標準バッテリーで5時間持つのなら、通常の外出時にもACアダプタを携帯する必要も少なくなるだろう。今回はその実測値を確認するため、バッテリーベンチマークツール「BBench V1.1」を用いて、実利用時での持続時間を計測した。自動的に各サイトへの巡回も行うため無線LAN(IEEE802.11b/64ビットWEP接続)も有効にしている。

photo DC19ボルト/3.42アンペア出力タイプのACアダプタ。サイズは105(幅)×45(奥行き)×29(高さ)ミリ/約320グラムとそこそこ軽量だ

 ベッドサイドや新幹線などの移動時に映画DVDソフトを視聴するシチュエーションとして、液晶バックライトを最も明るくした設定の場合、もう1つは出先で仕事をすると想定してバックライトを最も暗い設定とする、2パターンを計測した。

 液晶輝度最大時は3時間19分でサスペンド状態となった。2時間ほどの映画1本ぶん、新幹線での東京−新大阪間でも十分持つ計算だ。ブライトネス最小時では4時間20分ほどとなった。なお試用機はこの値となったが、拡張版SpeedStepテクノロジをサポートしないCeleron Mを搭載する場合はもう少し駆動時間は短くなると考えられる。


 なお、通常利用時ではCPUの冷却ファンによる風切り音などもほぼ聞こえず、熱源の1つとなるHDDは本体奥側に配置されるため、パームレスト部が熱を帯びることもなく、不快に感じることはない。光学ドライブ使用時はディスクの回転音がやや耳に付くが、これはほかの光学ドライブ搭載のノートPCと同じレベルだと思われる。

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