連載
» 2006年10月03日 11時47分 UPDATE

5分で分かった気になる、9月のアキバ事情 (1/2)

Meromことノート向けCore 2 Duoの登場で始まった9月は、Athlon 64 X2の最上位モデルの入荷で幕を閉じた。グラフィックスカードでも、NVIDIAとATIの新GPUを搭載した製品が出そろい、店頭を賑わせた。

[古田雄介(アバンギャルド)&ITmediaアキバ取材班,ITmedia]

ノートPC向けCore 2 Duoが登場するも、Core Duoの人気は衰えず

og_akiba9_001.jpg モバイルプラットフォーム向けのCore 2 Duo

 9月第1週の週末には、複数のショップがノートPC向けCore 2 Duoを入荷。静音志向のユーザーを中心にヒットを飛ばした。

 アキバに登場したのはT7600、T7400、T7200、T5600の4モデルで、もっとも人気を集めたのは4万円前後で出回っているT7200だった。動作クロックは2.0GHz、4Mバイトの2次キャッシュを搭載する。

 好調に売れてはいるものの、デスクトップPC向けのCore 2 Duoが低消費電力ということもあり、従来のノートPC向けCPUほどの反響はないようだ。10月初旬の時点でほとんどのショップが潤沢な在庫を抱えている。

 また、Core Duoから乗り換えるユーザーが少ない点を指摘する声もある。Core Duoは、同じクロック数のCore 2 Duoに比べてパフォーマンスは若干劣るが、消費電力の低さでは勝っている。某ショップは「静音志向のユーザーは必要以上のパフォーマンスを求めずに、最低限の性能を求める傾向があります。その点でCore Duoは最良の選択肢になっているようです。ノート向けのCore 2 Duoを求める人は、通常のデスクトップPCで性能を求める層と静音志向の中間に留まっていますね」と話す。

 2年前にアキバを席巻したPentium Mは、2006年になってCore Duoに取って代わられた。しかし、Core Duoの人気はCore 2 Duoが潤沢に出回った現在も健在だ。T-ZONE.PC DIY SHOPは「Core Duoは、Pentium IIIのように息の長いCPUとなるでしょう。もしかしたらノートPC向けCore 2 Duoより長く生き残るかも」と語った。

ショップも予想外のタイミングでAthlon 64 X2 5000+/5200+が登場

og_akiba9_002.jpg Athlon 64 X2 5200+

 Core 2 Duoに押され気味だったAMD陣営のAthlon 64 X2だが、9月29日に最上位の5200+と5000+がバルク品で出回った。好調に売れているが大量に在庫があるため、10月に入っても品切れを心配する必要がない状況だ。

 Athlon 64 X2 5200+はAMDの発表から1カ月経たずに登場したが、5000+は半年以上も遅れての入荷となった。このため、ゴールデンウィーク頃には8万円以上の予価が付いていたが、7月末の価格改定により4万円を切って出回るという、前代未聞の状況が起きている。

 今回の入荷も情報が錯綜していた。TSUKUMO eX.が9月中旬の発売を予定していたが、直前になって予定が白紙に。「今月は入荷しません。10月中旬以降になってしまうようです」(TSUKUMO eX.)とのコメントを聞いたが、その後すぐにバルク品のみ入荷できる状況になったという。

 複数のショップで確認したところ、リテール品の発売はTSUKUMO eX.の発言どおり10月中旬が濃厚だ。フェイス秋葉原本店は「バルク品と3000円も価格差が出ないと思います。リテールクーラーやエンブレムを求めるなら、もうしばらくお待ちください」と話す。

og_akiba9_003.jpgog_akiba9_004.jpgog_akiba9_005.jpg Athlon 64 X2 5000+(写真=左)。T-ZONE.PC DIY SHOPでは9月初旬までAthlon 64 X2 5000+のデモを展示していた。入荷が不透明になって引き上げたところ、バルク品が入ったため、急遽復活させたという(写真=中央/右)
       1|2 次のページへ

Copyright© 2016 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.