対応するCPUは、Core 2 DuoやCore 2 Quadなど、現行の“LGA775”CPUに加えて、45ナノメートルプロセスルールで製造されるインテルの次世代CPU(Penryn)もサポートする予定だ。両者に用意された拡張スロットは、PCI-Express X16が2本、PCI-Express X1が2本、PCIが3本という構成。PCI-Express X16スロットはAMD(ATI)マルチGPU技術「CrossFire」に対応しているが、2本同時に使用した場合には、片方のスロットが利用できるPCI ExpressのレーンはX4、またはX1になる。
P5K DeluxeとP5K3 Deluxeはマウス接続用のPS/2ポートがないという、これまでのマザーボードユーザーが見たら驚きそうな仕様がある。以前、Universal abitから「AT7」という、「PS/2」「パラレル」「シリアル」が廃された“レガシーフリー”マザーボードが発売されたことがあったが、それ以外にPS/2ポートがない製品を筆者は見ていない。なお、P5K Deluxe/P5K3 Deluxeの場合は、キーボード用のPS/2ポートは残されているので、完全なレガシーフリーという訳ではない。マウスのPS/2がない「変則的な」仕様となっている。現在のように、販売されているマウスのほとんどがUSB接続である状況ではマウスの接続することで困らないと思うが、PS/2タイプのPC切り替え器を使っている場合などは、マウスだけ別に接続することになってしまう。切り替え器を使っているユーザーは注意しよう。
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