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» 2007年07月16日 13時12分 公開

古田雄介のアキバPickUp!:CPUに求められるのは、費用対効果ではなく“消費電力対効果”!? (1/4)

価格改定を反映し、Athlon 64 X2の価格が下がっている。この影響で、AMD製CPUの売れ筋モデルに変動が出ているという声も聞く。インテル製CPUの動向も気になるところだ。

[古田雄介&ITmedia アキバ取材班,ITmedia]

AMD製CPUの価格改定で、売れ筋に異変アリ!?

T-ZONE.PC DIY SHOPのAMD製CPU価格表

 以前から、ショップ単位でAthlon 64 X2上位モデルの割引キャンペーンが実施されてきたが、先週からAMDの価格改定が店頭価格に反映され、単品での売値が大幅に下がっている。

 Athlon 64 X2最上位の6000+は、2万9000円前後の価格が2万1000円から2万3000円前後にダウン。以下、5600+と5200+は2000円前後、5000+は1000円前後下がっている。Athlon X2シリーズも改定の対象となっており、BE2350とBE2300は1000円強安くなり、それぞれ1万2000円前後と1万円強となった。

 事前のキャンペーンにより、価格改定前の買い控えはほとんど起こらず、売れ行きが大幅に増したモデルはない。ただし、AMD製CPUの売れ筋には若干の影響を与えているようだ。パソコンショップ・アークは「従来の売れ筋は5600+でしたが、価格改定後はBE2350に人気No.1が移行しているように感じます。まだ供給が安定していないため、売れ行きの順位変動はないですが、まもなく代替わりするでしょうね」と語った。

 価格の下げ幅がもっとも大きかった6000+は、いまひとつ売れていない様子。T-ZONE.PC DIY SHOPは「いくら安くなっても消費電力の高さがネックになって、買い手が付きにくい状況です。6000+は動作クロックが3.0GHzで、TDPが125ワット。200MHzだけクロック数が低い5600+がTDP89ワットを保っていることを考えると、5600+のほうが魅力的に思えます」と話す。

 なお、価格改定前後には新モデルの追加が恒例となっているが、今回はその兆しが見あたらない。某ショップは「AMDはネイティブクアッドコアのCPUを年内には投入するでしょう。でもそれは12月くらになりそう。ここまで(CPUを)値下げしたら、もう大幅な価格改定は見込めないので、あと半年はまったく動きがなくなる」と、AMDの先行きについて不安を覚えているようだった。

 一方のインテル製CPUも近日の価格改定が噂されているが、ある店員さんはキッパリとこれを否定した。

 「従来モデルに価格の変動はなく、上位に新しいモデルが加わるだけです。下がるとしたら、Core 2 Quad Q6600くらいでしょうか。どのみち、メインストリームには関係ない」(某ショップ)とのこと。また一部では、新しい上位モデルが低価格で投入されるとの情報もある。それが真実なら、Core 2 Duo登場以来、不動の人気No.1を保っているE6600の地位が揺らぐことになるかもしれない。

TSUKUMO eX.のAMD製CPU価格表。地味ながら、Athlon X2も値下げしていることが分かる(写真=左)。まもなく売れ筋No.1になると目されているAthlon X2 BE2350(写真=中央)。インテル製CPUの人気モデルE6600は、Athlon 64 X2 6000+よりも高い2万9000円前後だ(写真=右)

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