出せば売れる状態のGeForce 8800 GT搭載カードだが、リファレンスデザインがほとんどの状態ながら、メーカーによって人気差が出ている。一番人気は断トツでギガバイト。他社製が3万円台後半で売られるなか、1社だけ3万1000円台と飛び抜けて安いからだ。
あるショップは「なぜギガバイトだけ安いのか分からないですが、仕入れ値がすでに違いました。このため、代理店同士でもめているらしいですよ」と、こっそり教えてくれた。
マザーボードなどは各社で基板を設計するため、コストが変わるのは当たり前だ。安ければそれなりの製品ということになる。しかし、各社で仕様を変えようがないリファレンスデザインのカードでこれだけの価格差が出ることはめずらしい。「何か政治的なやりとりでもあったのかも……」と、うがった見方をする店員さんもいた。
「どのみち代理店レベルでもめているということは、次回までに調整されるということです。今回のように初回でこれだけの価格差が出ることはもうないでしょう。もしかしたら、これが引き金になって価格競争が起きるかもしれませんが……」(先述のショップ店員)
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